焚き付け

主に日記を書く

南洋にて

 11月と12月をセットにする。こまごましたものが多かった月であった。最近文章量が多いので、そんなに大層でない旅行はそれなりにあっさり目に進めようと思う。

 

〇買い付け その1

 11月の初めに沼田に行った。11月になるとりんご産地はだんだんふじ一色になってくるので新しい品種を探すならこれくらいが限度になるのだが、果たして数種類初めて食べる品種に出会うことができた。以前まとめた記事がある。

 到着して、まずは地味に昼間に訪問したことのない沼田城を散策する。が、公園になっていてよくわからない。なんかイケメン等身大パネルがたくさんあった記憶がある。適当にうろうろして撤退。

 沼田のりんご産地は結構奥の方にある。最初はインター近くのりんご園から始めてだんだん奥の方へ。群馬は比較的暖かく着色が悪いからか、他地域であまり見ない品種が多い。あかぎなど前にレビューした数品種を購入。

 ある程度見たところでなんとなく川場村まで歩いて行った。道中、適当な飯屋に入り、300円の経済ラーメンとかいう経済的なものを食べた。素ラーメンかと思っていたが、ネギは入っており若干良心的である。川場はどこに何があるのかよく分からなかったので適当に中心っぽいところまで。道の駅がすごい人だったのだが、何がここに人を引き寄せているのか全く分からなかった記憶がある。アイス屋でアイスを食べて、釣り堀を上から眺めて折り返し。最後は白沢の道の駅の中にある温泉に入り、バスで沼田に戻った。よく晴れて爽やかだったが、風が強くちょっと埃っぽい一日であった。


〇買い出し その2

 今度は翌週に長野へ。今回の目的地は飯綱。大産地で、かつての三水村は品質においても知られるところである。

 と言いつつ、初日は湯田中へ。長野電鉄のバスも有効なフリー切符を買って、米子不動や小布施などを適当に巡る。前は渋に泊まったので今回は湯田中に。まるか旅館という最も安いところだったが、増築を重ねた魔改造建築で楽しいところだった。外湯は大湯だけ入浴可能。ぬる湯ですら43℃くらいあり、あつ湯の方はつま先しか入れなかった。夏油の大湯とかも大概だったが一瞬浸かるくらいはできたので、今まで経験した中で一番熱かったと思う。

 翌日は飯綱へ。中野からひたすら歩いても良かったのだが、フリー切符もあるので一旦本郷に出てからバスで牟礼に出て、歩いて三水に向かう。着いてからはひたすらうろうろ。天気も良く高原らしい空気感で非常に良い。昼はクッキングアップルを売っている古民家カフェで食べた。夕方にまた長野にバスで戻り、途中で逸れて若槻温泉に行った。景色が良く、ぬる湯で長居できて良いところであった。バスで長野まで降り、権堂の近くのラーメン屋で夕食。非常に趣ある店だったが、横の会社員二人組の上司と思われる方が部下と思われる方に店主の発言の受け売りをさも自分の意見のように尊大に語っていて非常にしょうもなかった記憶がある。その後高速バスで帰京。

 実は少し続きがある。この日は東京エクストリームウォークの開催日で、友人3人が参加していた。東京に戻ってくると、一人はリタイアしたが二人がちょうど川崎を過ぎたあたりを歩いていることが分かったので、応援しに行くことにした。連絡を取って大森のあたりで合流し、一緒に歩いた。ちょうど5年前のガストライブが終わった後羽田まで歩いた道と同じで懐かしい。買ったりんごが多く荷物が10kg以上はあったのでそこそこ大変だったが、有明まで一緒に歩いてゴールを見届けた。あのイベントは歩くだけなのに参加費が高くて自分は全くやろうと思わなかったのだが、もし参加したとして果たしてゴールできただろうか。ガルラジのスタンプラリーで坂道が多かったとはいえ60km歩いたときの感覚だと厳しい気がする。


〇栂

 久々に沢に行ってきた。南紀のT谷。木戸氏と新宮に行きたいという話をした折、なんだかんだ沢に行くことになった。面子は4人だった気がする。相変わらず入渓前はテンションが低く、こんなところに行かずに観光がしたいと文句を言う。ここに行くのも2回目だし、実際悪くはないのだがそんなに大した沢でもないので始終引き返そうぜと言いながら遡行した。前もそうだったが、烏帽子岩は怖くて秒で退散した。

 下山してから新宮の徐福寿司で昼飯。普通で良かった。あとは仲氷店に行ったり曙を確認して新宮川の河口を見たりしてから帰った。晩飯を台湾料理屋で食いながらコスタリカに敗北するさまを眺めた。翌日はなんとなく真如堂で紅葉を眺めてから帰宅。

 久々の沢なのでと言ってリハビリばかりやっていると面白くないので、やはり久々を厭わず少し気合の入った場所に行くことが必要であるように感じられる。

 

〇加賀

 ここから12月の話になる。どういう大義名分だったか思い出せないが、親族が集まって旅行することになった。自分だけ東京だったので適当に合流という形になる。

 東京から夜行バスで金沢に入った。本当は渋谷徳光の例の夜行に乗りたかったが、残念ながらやっておらず。早朝に到着してひがし茶屋町やら周辺を適当に散策。早朝で人が全然いなくて良い。まだほとんど始まっていない近江町市場を眺めて長町、にし茶屋町と回って野市へ。野市から北鉄で鶴来まで出た。北鉄に乗るのは実は初めてだと思われる。

 鶴来では白山比咋神社を見つつ適当に町など散策。そんなに人もいないのだが、北鉄はどうやって維持できているのだろうか。町は落ち着いていて良い。昼飯はTKGY(卵かけご飯焼き)とか言う謎のB級グルメを食べたが微妙だった記憶がある。

 合流するには中途半端な時間だったので、野々市のイオンに特に理由もなく寄ってから西金沢に戻り、電車で粟津へ。ここで拾ってもらい宿へ。宿は粟津温泉の法師で名前くらいは聞いたことのあるところだったが、そんなに大した宿ではなかった。

 翌日は21世紀美術館に行くが、とんでもない人出だったので常設展か無料で見れるところかだけ軽く見て回った。その後まいもん寿司で昼を食べて撤収。全体的にあまり記憶に残らない旅行であった。

 

〇京都x2

 年末なので帰省なのだが、なぜか2回帰った。1回目は龍門で飲み会があったため、どうせ18きっぷもあるしとそのためだけに京都へ。沼津で乗り継ぎが崩壊したので静岡までワープして結局余分な金を払ったりしながら京都に行き、アドスムムで登ってから龍門に行った。結局その日のうちに帰る。

 2回目は本当の帰省。当初18で帰るつもりだったのだが、近場に住んでいる友人が車で帰省するのに相乗りで行くことにした。おかげで夜のうちに移動し、一度実家に帰って仮眠。午後に京都に出てまたアドスムムで登り、今回は龍門が開いていなかったので別の中華料理屋へ。その後実家に帰っても仕方ないのでなんとなく奈良に行き、西大寺近くの自遊空間で宿泊。

 地味に奈良はあまり観光していない。行きたいところはたくさんあるのだが、とりあえず郡山へ。唐招提寺を外から観光した気になったり郡山城に行ったり金魚を眺めたりイオン巡りをしたり。昼は彩華で食べたが、こんなにニンニクが強かったっけ。なんとなく橿原まで出て、今井やアルルに寄ってから南大阪線回りで帰った。奈良はまだまだ行けていないことが分かった一日であった。今思えばもう一日いればよかったのだが、31日は家で何もせず新年を迎えた。

 

〇取るに足らぬ些事

 小ネタがいくつかある。適当に写真とひとことだけ。

・協賛チケットを入手したので明治神宮大会を見に行った。広陵の真鍋がホームランを打ったような打たなかったような記憶がある。

カタールW杯が始まった。ほぼ全試合観たと思う。ドイツ戦は会社の人と見て大盛り上がりした。

KTVに行った。要は中国のカラオケ。リブドル曲が1曲だけ入っていた。ガンダムの曲を入れたら背景がけいおんで面白かった。

 

 完全に1年以上遅れになってしまったが、こんな感じであっさり目に行けば盛り返せる気がする。諦めるより先に追いつきたい。