焚き付け

主に日記を書く

2歳児の沖縄

 周回遅れの日記、10月編。例によって、あったことだけ簡単に書いていく。

 労働の方はあまり記憶がない。特に大きな物事もないままゆったりと進んだという印象がある。特に何かを学んだということも無ければ、重大なやらかしをしたということもない。

 

〇谷川

 24,25の土日で谷川岳に登ってきた。思いついたのは木曜の夜で、谷川岳ロープウェイが26から運転再開という情報を見たのがきっかけだ。そもそも運休の事実自体知らなかったのだが、台風かなんかで支柱が逝ったらしい。で、運休してるなら今が人少なくてチャンスでは?と思い急遽行くことにした。

 土曜日は行くだけ。昼ごろに起きてとりあえず沼田に出た。実は沼田は未訪問で、城に行こうと思っていたのだが生憎の日没サスペンデッド。スーパーで買い出しして、台湾料理屋で晩飯を食ったら当たりの店で量が多く、最後時間が無くて吐きそうになりながら駅まで走るなどした。終電で土樽まで行って駅寝したが、夜中電気がつきっぱなしで厳しかった。少なくとも2015年の土合では消えた記憶があるのだが、最近は消さないんだろうか?

 翌朝、外が白んできたころに出発。外はどんよりだが、少しずつ晴れると予想している。今回は吾作新道から茂倉岳、谷川岳、西黒尾根と繋いで土合に下山するルートだ。所要時間は調べていなかったが、充分日帰り圏内だろう。入山点はでかい水たまりができており、ちょっと不安になる。前日に少し降っただろうというのは予想していたので靴はちゃんと登山靴にしたが、思った以上だ。気温に関しては予想より若干マシという感じか。

 最初は樹林帯の急登で、紅葉はしているのだがあまりきれいではない。少し早かったか。思ったより長かったので開幕から疲れてきた。途中で一人追い抜く。単独で登るといつもペースを上げ過ぎてしまう。どうせさっさと登ってもガスガスなので休み休み登っていく。北の方は青空が見えているので、この後は期待できそう。

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 ようやく樹林帯を抜け、笹薮に入る。前方の視界が良くなって、少しずつ雲が取れていくのが見える。常に稜線は見えないが目の前の尾根は見えるという感じで、同じくらいのペースで進んでいるということだ。なんかモーセ出エジプトみたいで気分が良い。そんなに日ごろの行いが良かっただろうか。登るごとに植物に降りる霜がおおくなり、あたりはいつの間にか真っ白になった。目の前が晴れていく様子を写真でお届けする。

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 茂倉小屋の前で上を眺めていた女性がおり、休憩ついでにすこし話す。昨日から泊まっており、あとは下りるだけなのだがもうすぐ晴れそうなので登るか迷っているということだ。昨日はやはり1日天気が悪かったらしい。食料が余っているということで、月夜野で買ったというりんごを一切れ貰った。非常においしかった。甘みの強いさっぱりした味だったが、ぐんま名月だろうか?聞いてみたところ農園で適当に詰めてもらったので品種は分からないと言っていた。

 止まっていたら体が凍えて仕方がないので、もう少ししたら晴れそうですねと言って別れる。あとは目の前のピークに出ればそこが主稜線だ。歩いているうちに雲はどんどん晴れてきた。完璧としか言いようがない。

 茂倉岳のピークについて少し休んでいると、後ろから小屋にいた女性がやってきた。良かったですねと言いあって写真を撮ってあげた(自分は撮ってもらわなかった)。道中追い抜いた人と、北側の尾根から上がってきた大学生っぽい女性二人組も来て、山頂は少し賑やかな感じ。しばらく縦走していなかったので、この感覚は久しぶりだ。袖すりあうもで多生の縁を感じるやつ、個人的には結構好きだ。しかし大学生っぽい二人組、泊りにしては荷物が軽そうで、日帰りにしてはやたら早いと思うのだが何者だろう。泊りならおそろく馬蹄型縦走だろうが、結構強そうな雰囲気を受けた。と、明らかに縦走を下に見ている自分に気付いたので反省。能力主義はミイラになるので。f:id:snwchkrn:20201216004004j:plain

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 ここから先は稜線なので楽々。が、風が強い。手袋が家になかったので持ってこなかったのだが、数枚写真を撮っている間に凍えてしまうほどだ。動いている間は暑いが止まると一気に寒くなる。よくあるパターンだが、解決法は知らない。

 ほどなくして一ノ倉に到着。反対から来たであろう人もそこそこいた。先を見るとようやく谷川の双耳峰が見えた。道中の稜線は意外と水たまりが多く、若干水没してしまったところが冷える。下は汚れんだろうと思って替えは持ってこなかったんだが、足首まではどろどろになった。

 一ノ倉から下を見てみる。東は一ノ倉、幽ノ湯などの湯桧曽の支流たち、西は万太郎だ。やはり西面の方がだいぶ簡単そうで、一ノ倉本流は上から見る限り巻きが渋そうな印象。万太郎はいいとして、一ノ倉本流もいずれ手を出してみたいところだが…。マチガの方が簡単そうなので、まずはそこからだろうか。ここ以外だと湯桧曽、赤谷の本流、それに笹穴沢はいつか行きたい。

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 どんどん人が増えてきたが、反対から来る人ばかりだ。反対から来ると、自分の撮ったルートの逆順以外に周回可能な日帰りの候補はほぼないのだが、みんな一ノ倉だけピストンして引き返すのだろうか。自分は元来た道を引き返すのが嫌いなので、こういうのはやむを得ない限りは絶対にやらないのだが、価値観の違いだろう。

 寒いのでサクサク進んで双耳峰へ。どっちがどっちか分かっていないので敢えて名前を出していない。山頂はアホほど人がいて、ロープウェイがもし動いていたらと思うとぞっとする。黄連谷から甲斐駒に登った時とか南からジャンダルムに登った時とか、人の少ない方から人気の山に登るとわけが分からんくらい人がいてびっくりする。

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 帰りは距離の短い西黒尾根を選択。いわゆる日本三大急登の一角で下りには不向きとされているらしいが、逆に言うとこちらの方が手っ取り早い。が、これが失敗だった。向こうから人が山のように押し寄せてくるためすれ違いが多く、なかなか進めない。ちょっとした段差でえーここどうやって登るのー怖い―なんてやっているのを見るとさすがにイラっとしてしまう。西黒尾根を下山に勧めないのはひょっとすると一方通行にしてしまいたいという思いがあるのかもしれない。待っている間に結構高確率でもう下りるんですか早いですねなんて話しかけられるが勘弁してくれ。あなたが遅いんですよとは言わなかったが、10月下旬の行動時刻にしてはだいぶ遅いと思うのだが…。もっとも、この手の山を舐めるな系の会話は不毛なのでやめた方が良い。適正な行動時間、スピード、装備の量などその人の能力や適性によって違うので。自分もアイゼン持ってこなかったことを指摘されると何も言えなくなる。

 なんだかんだ最後の方は疲れてきて、樹林帯に入るころにはすれ違いはほとんどなくなったにもかかわらず足が止まってきた。14時半くらいの土合発の電車に乗れないと2時間半待ちとかなので頑張って飛ばしてみるが、間に合わなさそう。下山地点を過ぎて道路を走っていると、バス停があるのを発見。行先を見ようと思ったその時後ろからバスが来て、水上、上毛高原と書いてあるのが見えた。手を挙げてアピールしつつバス停へ。多分走っても9割方間に合わなさそうだったので、非常にラッキーだ。下山。

 

 水上の手前でバスを降りた。具体的には覚えていないのだが料金がやたら高く、少なくともJRの倍はしたのでまあまあ憤慨した記憶がある。駅で2時間半待つのとどっちが良いかと言えば(しばらく迷ってから)流石に払うが…。水上の駅の北にはあしま園という食堂があるという情報を部の15年くらい前の記録から得ており、そこで昼飯でも食おうと思っていたのだが、到着してみると店の前に5人くらい待っていた。なんか大盛で有名らしい。過去の記録にはそんな情報一切なかったが…。待ちたくはないので諦めて町中に出た。

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 駅前の店はあまり開いておらず、結局やっているのかもわからない食堂に入ってみたらなんとかやっていたようなので、かつ丼を食った。味は極めて普通。なぜかメニューのお新香が時価という意味不明な値段設定だったのだが、一体どんなものが出てくるのだろう。

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 このまま水上で少し観光するか、沼田再チャレンジするかで悩んだが、レンタサイクルが無料という情報を得たので自転車で回ってみることにした。変速すらない普通のママチャリで、勝手に使って良いらしい。駅前の温泉がしょぼそうだったので、ちょっと離れたところまでこれで行くことにする。道中ずっと上り坂で心を折られながら20分くらい走り、高速の下あたりにある鈴森の湯という日帰り温泉に行った。500円でなかなかいい感じ。30分ほど休憩室で仮眠してから出た。帰りは下り坂を一直線だったので、非常に快適。その後りんごを買おうと近くの鈴木農園というところに行くが、めぼしい品種はなかった。若干残念だが新世界とこうたろうを買って撤収した。水上は以上で終わり、きのう沼田で見つけたスリムレッドを買うために沼田で途中下車して、高崎のシャンゴ(本店じゃないほう)でシャンゴを食って帰った。

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 晴れるかもと思って突っ込んでちゃんと晴れてくれたので非常に評価は高い。しかし2000m級とはいえさすが谷川、思った以上に寒かった。対策として手袋をアリエクで注文した(もう届いている)。縦走は最終的に疲れて嫌になるが、全体的には楽しい。

 

 

〇館山

 Pと10/31,11/1に行った。月をまたいでいるが10月扱いにする(他に書くイベントが無いので)。さっきの谷川は書き過ぎたのでこちらはあっさり行く。

 この旅行がどういった経緯で発生したのかはいまいち覚えておらず、なんならどちらが最初に話を出したのかすら記憶にないのだが、いろいろあってサンキューちばフリーパスを使って適当に行こうという流れになった。

 

 当日朝、早速寝坊した。1時間程度だが。そもそも前日遅くまでなんやかんやしていたから順当なのだが。直近の東京湾フェリーの時間に合わせて久里浜に行き、JRの券売機でチケットを買った。2日で3900円だが、これで船に乗れるのはかなりお得感がある。最初はデッキで外を眺めていたものの、寒くなったので途中で中に入って寝た。

 前日夜更かししていたくせに行く場所を全く決めていなかったのだが(宿などを決めていた)、とりあえず木更津の喫茶店でモーニングをやることにした。ここはあらゆる飲み物に100円でモーニングが付く店ということで、クリームソーダにつけてみた。朝からやるとなかなか豪華な感じだ。ちなみに飲み物メニューにはビールもあったので、ビールモーニングという狂気の沙汰みたいな朝食も可能らしい。

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 折り返してJRで館山に向かう。館山はちょうどシグルリの舞台になっていてイベントをやっているというのがあり、せっかくなのでいろいろ回ろうということにしていた。ちなみに自分はこの時点でまだ2話の終わりごろのシリアス目のシーンだけ見た程度で実質何も知らないようなもんだった。

  館山で降りるとタグ付けてツイートした人に缶バッジをプレゼントするキャンペーンをやっていたので、何も知らないふりをして説明を聞き、外で写真(聖地カットだが駅改修中で残念な感じ)を撮ってきてバッジをもらった。この時点ではそんなに人がいる印象はなく、かなり細々やっている感じ。改札のところにクラウのパネルがあったが、この時はまだ誰こいつ状態だった(2話の最後を見たから本当は知っていたのだが、一致していなかった)。

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 聖地回収ということで、とりあえずはみなとの駅と館山城に向かう。時間があまりなかったので、みなとの駅は聖地カットとパネル(アズズ)を回収して一瞬で通過した。思い返せば館山城のベンチで昔城寝したことがあったのだが、どこだったかまでは思い出せなかった。ていうかそもそもしたのいつだっけ…。今回は城にも登ったが、展示が八犬伝ばかりで面白かった。確か切符の割引か何かがあったので博物館にも寄る。ここはあまり記憶がないが、それなりに長居した記憶がある。続いて先行聖地巡礼と称して赤岩地下壕に行ったが、切符を提示するとなんかもらえるらしいので提示したら、受付の人が慌てて色々調べたのち、本当にこれかどうかわからんけどと言いながらポストカードをくれた。正直いらなかったので、その場にいた全員が損をしたという印象がある。ちなみに地下壕自体はアイキャッチで出てきたので、一応先行聖地としては成功している。

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 続いてバスで洲崎へ。夕陽を見るためにこのバスの時間を合わせる必要があったのが、いろいろ慌ただしかった原因である。宮古ラッピングだった。灯台自体は思ったより高いところにあったのだが景色はあんまり。ということで、下に降りて海岸で水切りや的当てをしながらのんびり夕日を眺めた。なかなかいい時間だった。

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 次のバスまで時間が少しあったので、近くの洲崎神社に行く。地味に一宮である。が、安房国の一宮は安房神社洲宮神社とされることもあり、一番強いのは安房神社らしい。やたらきつい階段があるタイプの神社で、登ると海が見えてよかった。降りる頃には真っ暗で怖かったが。

 折り返して館山に戻る。今度はオペレータ3人娘ラッピングだった(確か)。その後駅の近くの館山食堂とかいう安直な名前の店に入ったが、名前に反し異常な量の飯が出てきてびっくりした(机に乗りきらないため全部来る前にさっさと食べ始めろと言われた、1000円)。その後歩いて宿に行くが、鍵が外から開かなくなり主人と一緒に1時間くらいガチャガチャやるなどの謎の事件が発生した(最終的に主人が隣の部屋の天井から侵入して裏から開けた)。なぜか土曜でやってたのにシグルリは見ず就寝。

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 翌朝、まずは最初のバスで野島崎に向かう。そういえば書いていなかったが、このへんのバスは全部フリー切符の範囲内である。岬の先端に謎のベンチがあり、Pを座らせて面白がっていたら、その後10話の大事なシーンで出てきた。正直ここが聖地になりそうなことは予想できたので、二人で座っておくべきだった。その後折り返して館山に戻り、バナナ専門店で阿里山バナナを購入した。

 昨日twitterでずっと我々にシグルリを布教していたAを煽っていたのだが、その日の夜行バスでやってきていることが判明したので、いる場所を特定して襲撃しに行った。煽った甲斐があってなにより。それが那古船形のおさかな倶楽部で、ちょうど見なかった昨日登場した聖地らしい。ここで昼飯にしたのだが、大人気店ですごい行列だった。二人は作中に登場したまんぷく定食なるものを頼み、自分はナワキリ(こっちではエンザラと言うらしい)の煮付け塩焼きセットにした。ナワキリなんて大東島とか八丈島に行かないと食べられないと思っていたので嬉しい。味は良かったが最後のほうは脂がきつかった。ちなみに写真ではそんなに大きくないように見えるが、実際は盆が大きいため目の錯覚であるというのが正しい。

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 これまた土曜の回のアイキャッチで出た断崖の寺を見て、バスで那古船形に戻る。バスに乗ったのはAがこのまま館山に向かうから途中まで一緒にというのと、無料(だと思っていた)だからというのが理由。(だと思っていた)の通り、実際はフリー区間外だったのだが。でもバスが集合ラッピングだったので許す(写真は朝館山駅で撮ったもの)。ここで缶バッジが配布終了したらしいという情報が流れたので、バッジはAにあげることにした。

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 この後茂原のそごう跡地を眺め、東金のサンテオレで軽く食べてから東京に戻った。ここで再びAと合流し、余っていた地域クーポンを使ってボウリングをして、和民の焼肉業態でサラダバーを大量に食ってからPの家で寝た。

 さらに翌日、鎌倉大仏を料金所の横の隙間からのぞき見して、江ノ島でトライナリー聖地を見てから帰宅した。さらに翌日から群馬と長野に行くのだが、これは11月の日記で。

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 家のPCが壊れた(12月)ので、記事が停滞している。