2026年に入り、4月までまとめることにする。遂に年が現実に追いついた。めでたいことである。
○ジャンプ
スキーを買い替える景気づけにと、セールで飛行機を取った。が、当日になって板を羽田まで運ぶのが億劫になり、結局持って行くのはやめてしまった。さらにその後飛行機の遅延があり、新千歳到着は23時になった。宿は取っていなかったところ補償の連絡があったので、これ幸いにと千歳の宿を取ったのだが、いざ最終のエアポートに乗ると特快タイプで千歳には停まらないことが判明。もう乗ったあとだったので、諦めて南千歳から車しかいない雪道をひたすら走った。板を持ってこなくて良かったかも知れない。なお、宿代が朝付き12000円程度で全額補償が入ったので結構いい話である。那覇から羽田の最終とかもそうだが、ちょっとの遅延で補償が入るものは積極的に狙っている。

翌朝、朝食を食べていると、NHKから流れていた某女児が無知を断罪する番組でスキージャンプでなぜ怪我をしないのかという話題を扱っており、答えが確か1mの高さから降りるのと変わらないからみたいな感じだったのだが、それはトートロジーやろと思うなどした…というのはさておき、これで今週末が札幌W杯ウィークであることが分かったので、オンラインでチケットを買って見に行くことにした。
本戦は翌日なので、この日は適当に付近を観光することにする。札幌近郊のバスの1日券があるのでそれを使うことにした。まずは区間の南限である北広島へ。実は降りるのも初めての駅で、いずれエスコンの試合でも見に行きたいが今回はスルー。割にすぐバスが来たので、これに乗って大谷地へ。

大谷地駅には立派かつレトロな古いバスターミナルがあり、趣深い。後に他の駅でも見かけることになるが、豪雪地帯なので、こういうのも必要なのだろう。今時こういう立派なバスターミナルは九州にあるくらいであとはめっきり見なくなったので、なかなかテンションが上がる。地下は周辺の商業施設と繋直結で、中国の地下鉄駅みたいだ。まあこれも雪国の光景であろう。

バスを乗り継いで新札幌へ。こちらも駅直結のイオンはかなり立派でデパートみたいだ。ここからさらに乗り継いで北海道博物館と開拓の村へ。北海道博物館は立派なのだが、中身はまあよくある県立博物館と言って良い。入るといきなりナウマンゾウがあるがこれは忠類でも見られるし、上の階の展示も一般的なものなので、他の道内の博物館を見ていればわざわざ来なくても良いかな、という程度のものと思う。まあきれいな博物館ではある。一方で開拓の村は道内からあらゆる建物を移設して集めてある。あまりにもフェイクなので食指が伸びなかったのだが、めちゃくちゃ数がありもはや一つの街みたいになっているのでテーマパーク的な良さはある。実際、個別の建物としては見応えがあるしいいところだと思う。本当に広いので、真面目に見ると数時間かかる。なお、今回訪問したのはJALのアニメツーリズムキャンペーンで500マイルもらえたからである。ゴールデンカムイらしいが、旧庁舎とかが出てくるんだろうか。見ていないから分からない。


折り返しで新札幌まで戻り、適当にバスを見繕う。時間的にはまだもう少し遠くに行けそうということで、江別行きに乗った。終点の江別駅に乗り、少し歩く。以前駅の近くに初代セコマのロゴが残っていたのがだいぶ前にシャッターが降りて見れなくなったということで、当時を見たことがなかったので一縷の望みをかけて見に行ったのだが、やはりシャッターは降りていて確認できなかった。まあやっぱりないと確認できたので十分である。

戻り方向のバスに乗るが、そう言えば昼飯を食べていなかったのでバス停の近くにあるトリトンに行った。といってももう5時を過ぎており余裕で晩飯だが…。まあうまいのだが、正直北海道に行くなら行くべきというレベルではないように思う。値段なりかなという印象。回らない寿司屋って高い店に入らなければ意外とそこまで高くなくて、一方で高い回転寿司はちょっと気を使っても案外いい値段になるのだ。

そのままの勢いでイオン江別店にも寄り、さらに開拓の村の分岐の近くで行きに見つけた温泉に入りと、各駅停車で新札幌に戻る頃には19時半になった。ここからさらに大通公園までバスで向かい、適当に空いてる店でラーメンを食べてから札駅近くの宿へ。今回は当初スキーを持ち込むつもりだったのでホテルである。6000円くらいだったか。宿代が高騰する冬の札幌にしては割と頑張っている方であろう。

翌日。いよいよこの日はジャンプW杯開催日である。動きがどうなるか読めないので、とりあえず地下鉄1日券を買った。朝のうちに少し散歩と中島公園に行き、あと買い物も兼ねて東札幌のイオンにも寄ってから折り返して円山公園駅へ。ここからシャトルバスで9時過ぎには大倉山に着いた。もう競技が始まっており、スタートの早い葛西などはもう飛び終わった(予選も突破せず)あとであった。まずは建物に向かい、なぜか先着で配布していた円山動物園の無料券をもらう。なお、W杯の入場料(自由席)は1600円で、円山動物園の入場料は800円である。そしてW杯観覧車はオリンピックミュージアムに無料で入れるのだが、これの入場料は670円である。さらに会場では謎エナドリ無料配布もあったので、もはや実質無料どころかマイナスみたいなもんだ。この日は男子で一日で予選決勝をやる形式だったが、試合の方は順当にプレブツが優勝、2位が僅差で小林であった。表彰式で「ちょっとは手加減しろ」という野次を飛ばしているおっさんがいたが、その後ドメンコールに喜んで参加しており良かった。

スキージャンプを現地で見て楽しいのかというと、これは案外楽しめる。選手が飛ぶ間隔が短いのでそこまで暇はしないし、別に数人見なかったところでまあ別にいいか、くらいの気楽さで見れるし、なんだかんだ聞いたことのある名前が出てくるだけでちょっとテンションが上がる。それに飛型なんかはテレビのほうがよく分かるものの、どのへんまで飛びそうかとか、そういうのを見るには現地の方がいい。あとはやはり外国から来て応援している人も多いので、お祭り感はある。

表彰式が終わったあと、突如中村のトークショーが行われたのでそれを聞く。今は拠点をスロベニアに移しているようだ。クイズコーナーがあり好きなアーティストはという問題だったのだが、飛んでいた時に何らかのボカロ曲がかかっていたし札幌だしで明らかに初音ミクだろと思いながら出しゃばって正解してなんかもらうのもアレなので黙っていたが、案の定そのとおりであった。流石は札幌の統治者。あとはフライングヒルの話が出て、大倉山にも作ってほしいという話があった記憶がある。正直これはかなり見てみたい。ノーマルヒルはもうあまり見なくなったし、この辺は競技の先鋭化に伴う時代の流れがある気がする。
トークショーの後、オリンピックミュージアムを見に行った。みんな昼とかに行ったのか、案外空いていてゆっくり見学できた。ここは結構いろいろ展示があり面白い。体験コーナーも充実しているが、スケートとかボブスレーとか結構体力を使った記憶がある。

すでに16時を過ぎており、円山動物園は閉園が近いので明日に回すことにした。円山公園駅へバスで戻ると、ターミナルの行き先一覧に盤渓があるのを発見。板は置いてきたしウェアもないが、ナイターなら安いしでレンタルで滑ることにした。次のバスまでの時間で何か買って食べようかと思ったが、近くを歩いてもいいのがなかったので諦めた。バスは30分ほどでばんけいスキー場に到着。都心からこれだけ近いというのは素晴らしい。やはりこれだけ近いとそういう文化があるのか、ナイター利用客もだいぶ多かった。板のレンタルもナイター料金だったので、リフト券と合わせて8000円くらいと意外と安く済んだ。コースが1箇所閉鎖されていたようで、唯一の中級コースに人が集まっていたのだが、上部の急傾斜箇所で雪が削られてガリガリになっており難儀した記憶がある。途中からリフトに上級者以外行くなとの張り紙が出ていた。しかしナイターで滑るような地元民は上手い人が多く、自分が難儀していたガリガリ斜面も普通に滑っていたのでまだまだ精進が必要だなと思った。

結局、3時間半ほど滑って20時半くらいに撤収した。この時間でもまだバスがあり助かる。着いたのは円山公園ではなく琴似で、少し歩いて近くの銭湯へ。横のセコマの看板が4代目のままであった。最近は4代目ですらめったに見なくなったので、ちょっと掘り出し物を見つけた気分だ。あとはイオンに寄り(札幌は本当にイオンが多い)、近くでまだやっていたスープカレーを食べて宿へ。

翌日、帰る日である。そろそろ千歳の野外スケートリンクがオープンするんじゃないかと思いウォッチしていたのだが、結局まだオープンならず。仕方ないので駅メモの未回収駅を埋めるついでに行ったことのない当別に行くことにした。札駅に行くとなんかダイヤが乱れていたが、多少待つと来たのでそれに乗って終点まで。当別自体はいかにも北海道らしい小さな町で、神社にあった由緒によるとここは伊達家が入植、開拓したとのことである。なお、伊達家が入植したのは伊達紋別もそうであるが、そちらは亘理伊達家で当別に入植したのは岩出山伊達家らしい。

当別の駅にあった貼り紙で、ロイズタウンでバスの無人運転の実証実験をやっているらしいということを知ったので行くことにした。ロイズタウンの駅は比較的最近できたやつで、これが新たにできたせいで駅メモの北海道が全駅回収できていなかったのだ。時刻表を見る限り、実証実験の無人バスはすぐには来なさそうだったので、ひとまず歩いてロイズタウンへ。名前の通りで実態は巨大なロイズの工場である。入ると広々したショップがあり、その横に工場見学もあったのだがこれは1000円くらいするらしくやめておいた。アイスを食べてしばしのんびりし、駅に向かう実証実験バスに乗車。10人も乗れない小さな車両で、運転席自体は誰もいないのだが係員がひとりパソコンでチェックしていた。駅までは2回ほど曲がるだけなのだが、途中凍結した道でセンターラインを見失ったのか右往左往しており、係員が手動で(PCから指示を送った?)修正していた。まだまだレベル4自動運転への道のりは長そうだな、というのが素直な所感である。しかしここは関係者以外の交通が少なく見通しも良いので事故になりにくい、雪道の難しい路面で試せる、あまり距離が長くなくデータが増やしやすい、ある程度一般客の利用も見込めて実証実験としての価値が高い、最悪何かあってもロイズ側が普段からシャトルバスを出しているのでリカバリーできる、と実証実験のフィールドとしてはあまりにも理想的な場所で、個人的にはよくこんな場所を見つけたなとそちらの方にむしろ感心した。


札幌までは戻らず、桑園で降りた。駅前のこれまたイオンにあるフードコートで昼を食べ、残しておいた円山動物園の無料券を使うため円山公園まで歩く。道中ちょっと寄り道して中央卸売市場の場外市場を見ていくが、客もあまりおらずかなり寂れていた。午前中ならもう少し活気があるのだろうか?円山動物園は初めてだったが、旭山動物園の影に隠れているだけでここもなかなか立派である。エンリッチメントの取り組みにかなり力が入っているのが印象的で、そのあたりの工夫を見るのも面白い。2時間半くらいいたのだが、16時の閉園までに全部は見きれなかった。

3たび円山公園から地下鉄で南郷18丁目へ。駅前にある根室花まるで晩飯にした。平日だったこともあり待ち無しで入れたが、個人的には明らかにこちらのほうがトリトンより上だと思う。特に真タチの白子がめちゃくちゃうまい。白子って別にそれほど好みでもなかったはずなのだが…。あとは近くの八百屋で果物を買い、JR平和駅まで歩いて新千歳空港空港へ。いつものように空港で時間を潰して最終便で羽田に帰った。新千歳は雪が強く若干飛ぶか不安だったのだが、結局少し遅れただけで飛んでくれた。

結局板は持っていかなかったのだが、別に無くてよかったなと言うのが結論だ。まあ、それもこれもW杯のお陰だが。板があったら普通に朝里川とかテイネとかで2日とも滑っていたと思う。しかし宿さえ同じにしておけば昼は観光夜はスキーという選択肢も取れ、ゲレンデが近くナイターの強い札幌ではかなり現実的なプランだと思う。まあせっかく北海道まで来て金のことを気にせんでも…という主張はもっともではあるが。来シーズンはちゃんと板を持参して滑りたい。
○伊豆
恒例の伊豆。冬になったのでみかんのシーズンだ。今回は西伊豆、まだ行ったことのない戸田に行くことにした。
西伊豆、西浦より先の起点は修善寺になる。ということで、今回は駿豆線へ。前回行けなかった修善寺にも行こうと思っていたのだが、実は修善寺駅と修善寺はやや離れているのでいっそのこと手前の大仁から歩くことにした。大仁にはピアゴがあり、まだドンキに転換していない。朝飯も兼ねて寄ってみたが、街の規模に比してかなり品揃えが充実している印象だ。ここから修善寺まで、ダイレクトの山越えルートを選択。このあたりでも狩野川は結構大きく、河川敷を20頭規模の鹿の群れが駆け抜けていた。山の上は別荘地になっており、最初の方は半分廃墟みたいだったが、一番上はそこそこちゃんとした街になっていて、人の往来もあった。定住するような場所ではないように見えるが、どういう人なんだろうか。山を超えると梅園の裏に出て、もう2月も近いので、ちらほらと花が咲いていた。下り終わるとちょうど修善寺の境内に出て、いきなりかなりの人が出てきてちょっとびっくりする。そんなに有名な観光地だったのか。


修善寺自体はよくある関東の温泉の街という感じだ。要は一見小洒落た雰囲気の店が一見小洒落た雰囲気のよく分からないものを売っている店がたくさんあるという意味である。まあ、この手の店は関東に限らず有名温泉地ではよくあるのだが、関東は他の地方に比べよう分からん物率が高い気がする。まあ若い観光客が多いのでこんな感じでいいんだろう。あとは竹林の小径があったが、これは悪くないが嵐山と比べると大したことはない。もっとも、これは冬で竹の生命力が少ないからという説もあるが…。

ターミナルから戸田へと向かうバスに乗る。ターミナルにはすごい人がいたが、みんな修善寺駅へ帰っていく流れのようだ。もう戻ってこの後どうするのだろうか。自分が乗るバスの乗客は10人以内くらいだった(それでも思ったより多いが)。やはり伊豆は山が高く、どんどん標高を上げていく。峠からは駿河湾の奥に富士山が見えた。
時間もあるので平地に入ったあたりでバスを降りて、あとは歩く。川沿いにしか平地がないのでそこにしか集落がなく、山が縦なので平地は全部横というのはいかにも伊豆である。真ん中のあたりに道の駅があり、急に人がたくさん現れた。ものを売る場所としては大した場所ではなかったが、江戸時代に難破・修理されたディアナ号関連の展示が無料で見れたので良かった(自分以外見てなかったが)。
港の方で昼飯にする。戸田と言えば深海魚が有名で、その中でも特に著名なのがタカアシガニだ。相応に高いので今回食べる気はないが、怪しげな未利用魚とかがないかなと思いつつ適当な飯屋に入ったところ、メヒカリとかニギスとか何も珍しくないものしかなかったので、普通に刺身定食にした。魚はまあ普通だが、ウニが出さないほうがマシなレベルの味だった記憶がある。次はもう少しちゃんと調べてリベンジしたい。
この先大瀬崎までは間に一つ集落があるだけなので、まだ時間がある。とりあえず、集落の外れにある松城家住宅を見に行く。廻船で儲けた擬洋風建築の豪邸で、内部もかなり趣向が凝らしてあって存在感がある。アクセスの悪い半島の小さな町と切り捨てるには惜しいだけの奥深さがあり、このあたりは行ってみないと分からないところだ。


これで戸田も南の端以外は見終わったので、北に向かって歩き始める。大瀬崎まで10kmあまりだ。先述の通り河口以外は断崖なので、道はかなり高いところについている。いきなり登りになるのでげんなりするが、登りきったところに展望台があり、非常に眺望が良かった。あとは明らかに人が歩くことを考えていない車道をひたすら歩くだけ。当然歩行者はいないが、チャリは時々いる(ようやるわと思う)。途中にある集落が井田で、県道は上をスルーなのでめんどくせえなと思いつつも下って見に行った。明神池という池があり、海が目の前だが淡水らしい。釣り針のかかった鯉がいるのが見えたのだが、遠くて救出はできなかった。ろくでもない話だ。あとは菜の花で井田の字に植えてある畑があったが、明らかに県道から見ることを想定されており、下からは文字が井田であることくらいしか分からなかった。ここから再度登ってもうひとつ越えると大瀬崎だ。


今回は安ダイバー宿に泊まった。近くにレストランもないので2食付きだ(それでも安かった)。一応温泉もあり、いかにも海沿いの塩気のある湯だった。夜は散歩してのんびり過ごしたが、近くに灯りはないが、対岸の富士の工場群が明るいので富士山も昼と変わらないくらいに見える。夏であれば、富士宮の登山者のヘッドライトが線になっているのが見えるのだろうか。星もきれいで印象的な夜の時間だった。



翌朝。日の出前に起きると、もうダイバーがボンベを準備していた。岬のところに池があるのでそれを見に行く。ここもやはり淡水である。ビャクシンの林に囲まれた中にありいい雰囲気だ。そういえば以前鳳凰三山に登ったあとこのへんまではドライブして池も見たような記憶があるのだが、実際見るとあまり前に見た気はしなかった。岬に通じる道路は見覚えがあったのだが。朝食を食べて出発。


この日は西浦に出てみかんを買うだけ。こっちはそこまで高いところに道がついていないので、昨日よりは楽だ。歩きながら無人販売所の価格調査をしたところ、基本的に西に行けば行くほど、つまり奥の方ほど値段は安いことが分かった。まあ順当な結果である。多分そうだろうなと思いつつ、重いので買うのを後回しにしたことを若干後悔する。集落はそこそこの頻度で出てくるので、都度一廻りしてから次に向かっていく。どの集落も上はみかん畑だ。サンビーチのあたりで昼飯を挟み、前も立ち寄った内浦の店でみかんを購入。そういえば前回行った時に昼飯に入って謎の変異ネーブルをもらった店が潰れており、残念であった。
まだだいぶ時間がある。前回来たときはこれが最後と思ってあわしまマリンパークに行ったわけだが、結局なんやかんやあり一度潰れたあとまた復活したらしい。というわけで、というかむしろ逆なのだが、前回行かなかった方の三津シーパラダイスに行くことにした。潰れていないだけあってこちらのほうが全体的にはきれいで展示もちゃんとしているが、あくまであわしま比であり地方水族館の域は出ない。なんでこんな近距離にふたつも水族館があるのか意味がわからないし、どうにかして一体経営できればもう少し良い施設にできると思うのだが。


最後は温泉くらい行きたいので、トンネルを抜けて伊豆長岡を目指す。古奈の共同浴場に入ったが、人が多くかなり賑わっていた。そのまま長岡の駅まで歩き、電車代をケチって三島広小路で降りて中華料理屋で晩飯を食べて、また三島まで歩いてJRで帰宅した。


これで西伊豆は沼津から戸田まではほぼ見れたことになる。南は松崎や土肥など点である程度見てはいるのだが、全体的にはまだ全く回れていないと言って良い。少しずつ潰していけばよいだろう。しかし伊豆の温泉はあまり好みなのがない。
○スキー3
3となっているが、1は上の札幌であり、2として大したことがないので書いていないが同僚と石打丸山で日帰りで滑ったのがある。部のやつらと北陸に滑りに行った。なんで北陸かと言うと、関西と関東両方から人が来たのと、自分の趣味で信州以外に行ってみたかったからである。
初日は糸魚川で合流。北陸新幹線で行ったが、3連休の初日なので車内は阿鼻叫喚であった。上野ですでに超満員、そこから大宮で積み残しというレベルだったが、指定席車両の通路まで解放するという駅員の会話を聞いて速攻で前に向かったお陰で比較的マシな状況であった。板を持った迷惑客だったが、そんなやつはいっぱいいるのでまあ良かろう。
合流したのは11時前だったので、昼を食べて午後券で滑ろうということになった。というわけで、適当に調べて蕎麦屋に行った。そばを頼むとなぜか天麩羅や惣菜が食べ放題になる店であった。天麩羅も揚げたてが随時供給されるのでなかなか良いが、どちらかと言うと惣菜のクオリティが高くて良かった。これからスキーをやるというのに随分満腹になる。

スキー場は糸魚川シーサイドバレー。白馬のスキー場群のさらに北、新潟県内に入ったあたりにあるのだが、リフト5本と小規模スキー場にしては微妙に大きいくらいの規模感だ。標高が低いので雪質はあまり良くないが、景色も結構良いし、人がぜんぜんいないので快適だ。斜度はあまりないが、リフト2本分滑るとそこそこ長さはあるので、足慣らしには十分。午後券は4500円なので、白馬よりは1000円以上は安い。まあツアーとかのほうがトータルでは安いのかもしれないが…。

この日は糸魚川の民宿に宿を取った。晩飯をローカル回転寿司と思われる店で食べようとしたのだが、入ると実は業態転換したのかしょうもない寿司居酒屋になっており、魚のラインナップもひどかったのでアリバイ程度に食べて退店した。作戦会議ののち別の寿司屋(回らない)で再勝負したが、こちらは非常に良かったのでまあ許してやることにする。宿では流石に麻雀はできないので、ウイングスパンをやって寝た。

翌日は東に向かい、シャルマン火打で滑った。場所を変えたかったのもあるが、最大の理由はこの日謎のあんこうフェアが開催されていたためである。糸魚川高校相撲部が吊るし切りのパフォーマンスが行われ、シュールな光景であった。こういうイベントの飯はあまり食べないがちだが、今回は糸魚川高校相撲部に免じてちゃんこ鍋とあんこうバーガーを食べた。肝心のスキー場だが、シャルマンは非常にレイアウトが良く、少ないリフトで広いエリアをカバーしており、個人的には非常に高評価だ。ただし、緩傾斜の斜面がわりと狭いので初心者向けではない。


この日は夕方まで滑り、能生の弁天島を見て帰った。夕食は中華が食べたいという話だったので、駅近くの人気がありそうな町中華に並んで入った。ブラック焼きそばなる謎メニューがあった記憶がある。その後時間があるので原信に行ったのだが、店内のモニタから怪しげな音楽が流れていた。ちゃんと確認してみるとメンチカツの宣伝のようで、そのためだけに1曲作製されており、かついろいろとツッコミどころの多い歌詞とMVでかなり意味不明だった。しかし効果は覿面で、同行者のうち2名がこれにつられメンチカツを購入することとなった。一体何だったんだこれは。その後宿に戻ってメンチカツを温めるのに、ターンテーブルの上でメンチカツが回っているというだけで笑いをこらえきれなくなったので、原信には責任を取ってもらいたい。

翌日。この日は帰るだけだったのだが、急に関東からKが意味もなく高速をぶっ飛ばして来るという事件があった。直江津の近くの朝からやっている飯屋で合流する。アジフライを食べられたので満足らしい。これにより新幹線に乗らなくて良くなったので助かる。その後しっかりナルスに連行してメンチカツの動画を見せたところ、無事メンチカツ購入となった。そこから先は下道で進み、黒姫のうどん自販機、穴観音温泉、菅平ダムと抜けて軽井沢から群馬へ。貫前神社に寄りたいということだったが、到着したのは17時を少し回ったので御朱印は回収できなかったらしい。最後は東松山の恵比寿屋食堂を布教(今回はカレーにした)してから駅で下ろしてもらい、電車で帰った。


北陸新幹線の混雑には閉口するが、北陸のスキー場は空いていて快適だ。別に広いところで滑る必要もないし、これで十分。大手以外はどこも経営が苦しそうなところが多いので、積極的に選んでいきたいところである。少数の巨大ゲレンデがあるより、小さいゲレンデがたくさんある方が文化的には豊かだろう。
○大分
仕事で行った大分で少し観光したので書く。
飛行機で大分入りしたが、市内に入る前に日出を見ていった。杵築の影に隠れているが、こちらも城下町である。郷土資料館のおっちゃんによると、日出の名は泥に由来し、砂地の海底で湧水が湧いていてカレイが有名らしい。その後駅前の食堂で昼飯にしたらえげつない量が出てきて電車に間に合うぎりぎりになった記憶がある。

宿は市内にするか別府にするか悩んだが、結局市内の温泉付きの宿にした。ネカフェの鍵付き個室(使ったことないが)より少しマシレベルの部屋だったが、安いのでまあ良い。温泉はなかなか良かった。大分も温泉があるというのは分かっていつつも別府を選びそうになるが、無理はしないほうが良い。朝飯で卸売市場に行って寂れた喫茶店風の店に入ったのだが、朝定食を頼むとえげつない量のあら煮が出てきて大変なことになった。

仕事の後、1日休みを取って、東の方を回った。まず未訪問の町として頭の片隅にずっと残っていた津久見へ。石灰の町であり、セメント町というそのまんまな地番まである。また、津久見と佐伯の間にある半島(四浦半島と言うらしい)の先にある保戸島と無垢島へのフェリーが出ているのだが、ターミナルに着いてさっき出たばかりであることに気づき落胆した。保戸島はマグロ漁が盛んと聞くが、無垢島は何があるのか全く分かっていない。ターミナルの近くの店は魚がとても安く、また柑橘の産地でもあるので食文化としては豊かな場所である。いずれにせよ、また来る必要がある。


佐伯にはまた時間を取って行きたいので、折り返して臼杵へ。こちらも市内中心部は初めてだったが、古い町並みやフンドーキンの工場など見どころは多い。臼杵城には卯寅稲荷神社という神社があり、道路に面したでかい鳥居がやけに黄色っぽい色だったのが印象に残っている。何とは言わないが。なお、読み方は「うとらいなり」ではなく「うとのいなり」である。ふぐが有名な街らしいが、そんな予算はないのでそのへんの店でラーメンを食べて昼飯にした。



午後は臼杵大仏へ。実は小6の時に行ったことがあるのだが、何一つ記憶に残っていない。習いごとの合宿的なイベントで1週間九州を回ったのだが、九州上陸して最初に行った観光地だったはずだ。なぜその経路を取ったのか分からないが、あのときは八幡浜から臼杵のフェリーで九州入りだった。ちなみに、天気がすこぶる悪かったのでその合宿は大幅に行程変更が行われていた。
閑話休題。大仏まではバスで行くが、自分以外にも客がちらほらいた。意外と有名なんだなと思ったが、実は国宝だったらしい。美仏内閣なる謎の企画をやっており、各磨崖仏に対して内閣総理大臣以下一同の組閣が行われていた。何を食ったらそういう思考になるんだろうか。それはさておき、穏やかでいいところである。一度見たはずの磨崖仏を改めて見て、20年前のことは何も思い出せなかった。


バス停に戻り、豊後大野方面に向かうバスに乗る。どこで降りるか考えていなかったが、途中で野津という町らしい場所を通ったので、ここで降りた。どうも、吉四六の町らしい。吉四六については名前くらいは聞いたことがあるという程度だが、なんか一休さん系のふざけたエピソードがたくさんある人物であるようで、エピソードの片鱗みたいな絵がいろいろなところに飾ってあった。立ち寄ったスーパーで甘夏が8個68円という異常な価格で売っていたせいで購入せざるを得ず、無駄に荷物が重くなった。

この先バスには乗らず、犬飼まで歩くことにした。基本的に、ひたすら10号に沿って進むだけ。ということは通ったことがあるはずなのだが、当時夜だったのもあり全く記憶がない。基本的には九州らしい深い谷地形である。犬飼はアメダスにあるので名前を知っている程度の認識だが、野津よりも小さな町であった。もっとも、これはあくまで駅前の印象だが。駅に行くとベトナム人軍団がいてびっくりした。技能実習生だろうか、最近はどこでも見るのでもはや驚くこちらの認識をアップデートすべきである。

夜のさんふらわあで神戸に戻る予定なので、大分から歩いた。実は九州と関西を結ぶ航路に乗るのは初めてだったりする。夕食はせっかくなので船内のバイキングで朝の分まで食べておいた。同船に高校か大学野球の選抜チームがいたようで、ここぞとばかりに食べまくっても全然目立たなかったので良かった。なお、この日はWBCの壮行試合で中日戦があったので、それを船内で見た。朝に神戸に着き、御影まで歩いて真っ直ぐ帰宅。


西日本は小さな町が多く、その分だけ東日本より見れていない感じがある。こういう機会でも少しずつ回っていきたいところである。
○311
3月11日ではなく国道311号線である。紀伊半島の国道だが、我々が普段使わない横方向であるうえに425のような悪名もないので全然存在感がないのだが、一通してきた。
いつものようにSと合流し、日の出前に大阪中心部へ。480で和歌山に向かおうかという案もあったが、時間があまりないと見てスルーし、まっすぐ泉北から480で山越えして紀の川へ。ここから424号で田辺へと向かう。424はこれまたマイナーな道で、和歌山北部の内陸を縦に繋いで最後はみなべに出るというものだ。この道は結構山深いところを通るのだが、全体的に熊野より明るく、陰鬱感がない。ドライブとしてもなかなか楽しめる道だ。道中、直売所や無人販売所で適当な柑橘を調達しながら進む。みなべからは田辺まで42と並走し、市役所前で終了だ。


311は朝来の42号分岐から始まるので、それまでに昼飯ということで謎の焼肉屋風のようわからん店へ。麺類メニューが多い中日替わり定食がグレの煮付けだったのでそれにしたが、すき焼き風でなかなか良かった。Sが沙茶麺を食べ絶賛していた記憶がある。なお、この店は今見るとラーメン屋に転換しつつも相変わらず適当な日替わりを出しているようだが、評価が低いらしい。まあ店内のせいであろう。こういうところで評価が低くなっている店を的確に見抜くことが求められる。

311は中辺路と並行する道で、てっきり425のイメージで酷い道だと思っていたら、全然そんなことはなく快適であった。これが観光地を走る道路の実力か。こういうタイミングなので、今まで一生スルーし続けていた熊野本宮大社とその周辺を見に行った。当然インバウンド客がたくさんだが、やはり白人が多い。しかし熊野はある方向において最も日本らしい風景が見られる場所とも言え、ここに来るのは割と正解なのかもしれない。大斎原は異常なほどに広々しており、この地形を見ると熊野に来たと言うか、むしろ帰ってきたかのような印象を覚える。やはり紀伊半島にはアイデンティの一部が眠っているらしい。


さらに東に走り抜け、熊野で海にぶち当たる。ちょうど花の窟のあるあたりだ。ここから一瞬42と並走したあと、内陸をトンネルでぶち抜く42と分かれてこちらは海沿いを進むのだが、こちらは先ほどと比べて道としては結構大変だった。全体的に細いし、アップダウンやカーブも多い。太平洋側に出て終わった気分でいたので、不意打ちを食らった格好だった。九鬼から先はトンネルがあるので一気に終わったが、できる前はなかなか大変だったことだろう。しかしこのあたりも昼間にのんびり回りたい場所である。尾鷲の手前で再度42に合流し、終了。尾鷲で晩飯だったが、市場の近くの誰が行くのかずっと疑問だった回転寿司に行ってみた。寿司も回ってはいないしまあ思った通りの微妙さであったが、なんというか業界再編に取り残された雰囲気があって良かった点が糸魚川との大きな違いである。


もうひとつだけやってしまおうということで、高速で松阪へ出て165号線で大阪へと戻ることにする。100番台らしく近鉄大阪線に並走するルートである。名阪間の横は166や25などいろいろあるが、全部一度奈良盆地で集約される上に途中縦移動も入ることで168や169まで入り乱れてくるので非常に分かりにくい。また、最後は柏原で終わるのだが、柏原市内は生活道路のようなところに道がついており、もはや国道の雰囲気は一切ない。交通量を抑えるためか、敢えてそういうところにはおにぎりを置かないよう配慮している気配を感じた。こういうのがあるのもある意味昔ながらの街道を遣いがちな100番台らしい雰囲気である。

これで終了し、深夜に帰宅。紀伊半島は頻繁に行くともうええわとなるが、しばらく行かないとまた行きたくなる場所である。そして我々は毎回同じところばかり通っているので、案外深く知っているようで詳しくは知らないということもある。毎回思うことだが、懐の深い場所である。
○沖縄
ここから4月の話になる。最近は毎年のように行っている沖縄。今年は離島に行くつもりで年度終わりにまとまった休みを取った。本命は大東だったのだが、船のスケージュールが推定とずれたので合わず断念。ということで、代わりに伊平屋島に行った。
夜便で那覇へ。この日は宿がなかったので、栄町市場をうろついてからどん亭で晩飯だけ食べて、夜は副都心の公園で泊まった。割と快適だった記憶がある。

翌日。当初の予想ではこの日の夕方に大東行きが出るかと思っていたのだが、スケジュールにずれが出ている状況であった。そういうわけで別の島にしようかと、最初は前から行きたかった粟国あたりで考えていたが、実は本部沖の島はどれも行ったことがないことに思い当たり、やっぱりそちらにすることにした。島の候補は伊是名、伊平屋、伊江、水納の4つあるが、ここは一番北にあるという理由で伊平屋をチョイス。ただ、この時点ではまだ宿もなかったので、島への移動は明日になる。
伊是名と伊平屋は本部ではなく運天から船が出るが、いずれにせよ北に向かう必要があるので高速バスに乗っていく。那覇バスターミナル発のものがおもろまちに停まるのでそれに乗ったが、そこそこの乗車率だった。
この日のことは何も考えていない状態だったのだが、とりあえず本部港で降りて適当にそのへんをうろうろする。無料の郷土資料館的なのを見たり、適当に瀬底に歩いて渡ってみたり。最初は水納に行こうかと思ったが、この日は風で欠航であった。昼飯を適当な魚屋で食べたが、大したことのないあら煮が大量に出てきてやや厳しい気持ちになった。


午後は海洋博公園の美ら海以外に行くことにした。書き方がアレだが、海洋博公園は広く、美ら海水族館以外にも様々な建物がある。というか、実は美ら海もイルカショーなどの屋外でやっている部分は海洋博公園の一部になるから、実は美ら海の入館料を払わなくても見れるのだ。なお、海洋博公園そのものに入館料はかからない。要は無料ってこと。
今回は海洋文化館へ。こちらは入館料がかかるが200円で、展示スペースは広く結構充実している。イメージ的にはほぼ民博の海洋展示ゾーンみたいな感じか。その後は横にあるおきなわ郷土村という古い建物を集めた場所に行ったのだが、なんとここにも上江洲家があった。もう流石に看板を見るまでもなくそうだと分かる。周囲の風景も入れると再現度としてはおきなわワールドのほうが高い気がするが、まあいずれにせよ本物が見れなくなっているのでありがたいところ。しかし上江洲家ってそんなに沖縄を代表するレベルの家なんだな…。



海洋博公園は広すぎて全然回りきれないのだが、ひとまず17時になったので外に出て備瀬へ。本島に残るフクギ並木として非常に有名な場所だが、渡名喜を知っているとまあこんなもんかという感じ。もちろん、悪くはないが。めちゃくちゃ観光地化されていてレンタルチャリ出回っている人もたくさんおりあまりのんびりした気分になれない。
そのままあてもなく運天港方面に歩き、晩飯を食べる場所も見つからないまま適当な浜で就寝。

翌朝はまず今帰仁城跡から。中城は確実に行ったことがあるのだが、ここと勝連は行ったことがあるのかどうかいまいち記憶がない。開園時間前だったので外から見るだけになるが、航空写真を見ていると裏口がありそうだったので行ってみると案の定園内の端の柵の裏側に出た。いくらでも不法侵入できるのだがやめておいて、写真だけ撮っておいた。

あとはそのまま運天までひたすら歩く。と言っても距離が長く、時間がギリギリで結構しんどい。備瀬といいこのへんは結構古いものが残っているのでもう少しゆっくりしたいところであった。面白いものでは、公園に完璧な神アシャギ(背が低く、藁葺きであるもの)が平然と残っていたり。最後はだいぶ早歩きでなんとか出航30分前にターミナルへ。客が結構いて驚いたのだが、8割くらいは伊是名であった。

島までは2時間もかからなかったか、ターミナルの雰囲気はだいぶ渡名喜に近い。とりあえず近くのレストランで昼飯にした。タコの炒め物かなんかだったが美味しかった記憶がある。それから港のすぐ裏にある虎頭岩なる高台に登ってみた。誰も登らないのかクモの巣だらけだったが、景色自体は結構良かった。こんなに港に近いんだからみんな登ればいいのに。

続いて、この日が平日だったのでダムカードを配っている我喜屋ダムに向かった。海のすぐ近くにあるのだが思った以上に立派なダムで、その分登るのに苦労した。カードは管理所で配っているという話だったのだが、行ってみると役場で受け取れとの貼り紙が。仕方ないので下って役場まで戻り、受け取ろうとするが、あまり配り慣れていないのか結構時間がかかった。まあそりゃそうか。しかしこういうことをやっていると意外とすぐ時間が溶ける。

また折り返してこの日の宿に向かう。港と役場が同じ集落、その後ダムを挟んで宿という位置関係なので、着いて早々にもう港とダムのある集落の間の道を3回も歩いている。とにかく宿に着き、部屋に荷物を置いて南側の探索へ。伊平屋島最南端の集落は島尻であり、久米島と同じ名前だ。本島でも島尻と言うと南部なので、南端という意味なのだと思っていたのだが、実は宮古島では島尻集落が北側にあるためどうもそうとも限らないらしい。
伊平屋の南にはさらに野甫島という島があり、ここは橋でつながっているので歩いて渡ることができる。さらに少し南には具志川島というのもあるが、これは無人島らしい。この島はちょうど伊是名と伊平屋の中間にあり、それぞれの島から2kmくらいということで架橋構想などもあるようだが、この間は割と水深が深く難しい様子。野甫島は伊平屋と概ね同じ雰囲気であった。
日が暮れることに宿に戻り、夕食ののち就寝。

翌日は北の方を回る。バスで行こうと思ったのだが、バスが早着したことにより乗るのに失敗した。田舎はこれが怖いので少し早めにといつも思っているのだが、それでもなおたまに失敗する。
この島は南北が山でその間が平地になっているのだが、ちょうどその平地で稲作が行われているのが大きな特徴だ。西表と同様二期作だと思うが、今は春植えの田植えが終わったくらいの頃合いだろうか。本州の田んぼと比べると畔が大幅に低いのだが、これはどういう違いなのだろう。よくわからん。どまんなかに用水路が通っているのだが、オオウナギがうようよいた。ここなら割と簡単に捕れそうだ。

集落の北の外れには念頭平松という巨大な松があり、これは一見の価値がある。久米島の五枝の松もたいがい巨大だが、こちらのほうが周りに何もない分巨大に見える。あとは最近建てたのであろう謎の怪しげな神社があった。


更に北に進むと道はほぼ海岸沿いだけになり、生活感はほとんど無くなるのだが、だいぶ端に近くなったところにくまや洞窟というのがあり、かなり巨大な岩の割れ目に砂が溜まった地形になっていて、内部は結構広い。ここは天岩戸伝説がある、というか江戸時代にある学者がここが天岩戸だと宣言したらしい。くまやは籠るという意味らしいが、いずれにせよよくわからん。そういえば、念頭平松の横の神社も天岩戸神社だった。なんか怪しい宗教団体に利用されていないかちょっと心配になる。


島の北の端は独立した山になっており、久葉山という。名前の通りこの山にはクバがたくさん生えていた。灯台が高いところにあるのでさぞ景色が良いだろうと期待していたのだが、実際はそうでもなかった。そのまま西側の道路を抜けて集落に戻り、無料の資料館へ。大した展示はなかったものの、島の年中行事の表に大量の祭祀が書かれているのが印象的だった。後で港で村の広報誌か何かを読んだのだが、祭祀が多すぎるという議会か何かのコメントがあった。


宿に戻り、夕食の後は少し海に入って生物観察などするが、それほど珍しいものは見られなかった。釣り竿でも持ってくれば良かったか。翌朝の船で本島へ戻る。
この日は晩にsと名護で夕食でも食べようという話をしていた。それまで適当に過ごす必要があるので、まずはバスで移動して羽地ダムへ。県内ではかなり新しいダムらしい。結構資料館が充実していた印象がある。
その後、またバスで備瀬方面へ。というのも、実は島に渡る前日に浜で野宿した際、シュラフカバーをカバンにしまい忘れてしまったようだったのだ。気づいたのは島に着いてからのことで、いろいろ記憶をあたった結果多分そこだろうということで確認のために戻ったのだが、探してみると予想通り見つかったので、めでたしめでたし。しかし結構波打ち際に近い位置に移動していたので、危ないところだった。
そういうわけで結局また備瀬まで来てしまったので、まだ全然見切れていない海洋博公園を再訪。本当は植物園に行こうと思っていたのだが、マナティ館とかイルカショーとか無料エリアの水族館展示を見ていたらつい時間がなくなってしまった。美ら海水族館にわざわざ金払う必要あるか?まあジンベエザメのいる大水槽は当然有料エリアだが…。

夜はsと焼肉屋で夕食。向こうが車で来ていたこともあり、酒は飲まなかった。普通に昔話とか向こうの仕事の話をする。農業系なので、シンプルにこちらが興味があるのだ。しかし沖縄の経済は大変なようで、この前の選挙※現実時間で古謝氏が勝ったのもまあ納得という話である。
最後はてだこ浦西駅まで送ってもらったのだが、道中ものすごい路駐があり騒がしい場所があったので見に行ってみると、野良の野外フェス的なのが開催されていた。かなりアンダーグラウンド寄りの雰囲気で、その時見た範囲では知らないアーティストばかりだった。後でホームページで確認したところ、oddlandというDIY的野外フェスらしく、面白いものが見れた。アーティスト一覧が載っていたので、少しずつ聴いてみたりしている。有名どころだと春ねむりがいたらしい(というか、自分が春ねむりしか知らなかっただけ)。
てだこ浦西で下ろしてもらったあとはどうしたか覚えていない。野宿した記憶はないのでネカフェだろうか。
翌日。この日がようやく最終日になる。もともと大東などと言っていたのでこれだけ日程が長いのだ。この日は午前何をしたか全く覚えていないのだが、朝に「今年も文句なし」というツイートを残していたので、おそらく朝はネカフェでマスターズを観ていたのだと思われる(マキロイ連覇)。昼は古波蔵のブルボンで煮付けを食べたのだが、個人的にはルビーのほうが好み。
午後は海軍壕公園に行った。ここは地味に行ったことがなかったのでずっとそのうちと思っていたのだが、ようやくの訪問になった。基本的にはろくでもない話としかいいようがないが、味方の仲が良くないのにどうやって敵に勝てると思えるんだというのが素直な感想だ。

夜の便で帰ったのだが、なんか知らんが遅延した結果隠れ終電になってしまった。隠れ終電というのは、乗換案内で出てこないが実際は乗り継ぎ可能で帰れる時間というのがあり、羽田はよく使うのでこのパターンをもはや覚えてしまった。なんとか帰宅できたので、翌日から普通に仕事。
大東をまた逃したのは痛恨であるが、一応伊平屋に行けたのでそこは良しとしよう。飛行機で大東に行くくらいなら船で他の離島に行く、それくらいの覚悟はある。まだ未踏の離島ストックはだいぶあるので、大東チャレンジはこれからも続ける意向だ。割とさらっと流しているが、伊平屋は観光客が全然いないので良かった。そういえば、那覇から本部までの区間でマルエーフェリーに乗るというのも面白そうなので、今度はその方法で伊是名などを目指してみたいところである。
○その他
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年始の話。ここに書かれるということは大したことはしていない。今回はコストを下げるために夜行バスで静岡まで出て、そこから在来で帰った。夜行バスはスカイビルから。阪急からいつも見ていたが、地味に行くのは初めて。車内は前の外国人がうるさくて不快だった記憶がある。途中、何か少しくらいはと興国寺城に寄ったのだが、それなりにでかい城趾だった。しかしこのあたりはあまり印象のないエリアだ。その後は何もやらず、昼にはさっさと帰宅した。

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pとdに誘われて焚き火をやってきた。やってきた、と言ってもすでにある焚き火にあたっただけだが。どういう話かと言うと、藤沢の方の公園で焚き火をやっているところがあるのでそこに行ったというだけである。その公園にアスレチック遊具があるのだが、やけに難易度が高く相当腕力に厳しかった記憶がある。あと、野良卓球台がありラケットも貸し出されていたのでしばらくやったが、野外の台だけあり明らかに変な跳ね方をしていた。その後なんか知らんが大和に行き、腹でも減らすかとビッグバンでなぜかまた卓球をやった。最後は近くでペルー料理を食べて解散。よくわからん1日だった。中途半端に焚き火にあたっただけなので、焚き火に関してはむしろやりたくなったまである。

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謎の資格試験を受けた(これは結果がもうわかっており不合格だった)。会場は臨海副都心の方でしょっちゅうそこになるのだが、中座の時間があったので近くにあるしらせを見に行くなどした。そういう施設はあるものの、基本的にこのエリアの休日は人もいなくて不気味なのであまり来たくない場所である。夜はなんとなくバスで亀戸に行って謎の中華料理屋で酸菜魚を食べ、亀戸水神を見て帰った。やる気はないのだが、休日を潰したくないという消極的な理由によりさっさと合格したいところである。

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Oが遂に社会に放逐されるということで、最後の機会に京都で麻雀を打ってきた。最後の大物の旅立ちとあり多くの関係者が集まり、その中でOは圧倒的なトップを取り主賓としての実力を示した。これで部室に行く機会も今後は相当少なくなると思われる。この間、状況は大きく変わるとともに、我々も年を取りすぎたこともあり、ここらが潮時であろう。なお、龍門はいつも通り美味しく、こちらは当面も出番があると思われる。

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同じ中華の話で、このころから池袋名物昼中華食べ放題をやりはじめた。店にもよるのだが、千円代前半とかで10種類くらいが食べ放題になる。その他の食べ放題と比べるとかなり景気が良い。あるいは、店によっては定食を頼むと惣菜数種類が食べ放題というのもある。まあ中華料理屋に行けば米食べ放題とかは多いしそもそも中華はだいたい量が多いので食べ放題にしたところで感があるのだが、まあ面白いという話である。池袋の店はだいぶ行ったが、平日限定の店が多くそこがネックだ。値上げが来る前にひと通り攻め終えたいところ。なお、食べ放題でない店も割とよく行っている。池袋はそろそろ半分くらいは行ったんじゃなかろうか。

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この期間は比較的労働が楽であった。まあそうは言っても普通に残業はしているが。正直、旅行も割と苦行の一種みたいなところがあり、働かずにずっとどこかに出かけたいとは思わない。ずっと寝ていたいとは思うこともあるが、それはそれで生きている理由がないので死んだほうがマシだし、まあ仕方なく働いてやるかという気持ちがある。別に金はいらないので稼がなくてよいのだが…。特にしたいこともないので普通に残業しているが、平日夜に真面目にやりたいことを見つけてさっさと退勤しようと思えるようになるのが健康的だと思われる。なお、この日記を書くのがそれに当たるのではという説もあるが、これを書くのも仕事するのと変わらんかそれ以上にめんどくさいと思うことが多いのだ。正直よく続いているな、とは思う。まあ意地みたいなもんか。もともとは漫然となんかまとめとくかという程度だったが、最近は生成AIへの対抗みたいな文脈まで生まれてきてしまった。今のところ、AIは体験をしないので、まだこういうところでは人間に分があるように思われる。まあ、そうやって何ヶ月か掛けて2万文字書いている文が生成AIに0.1秒で読まれてまとめられてどこかの誰かに届けられているわけだが。このブログの管理画面にはアクセス解析ページがあり、微妙に訪問プラットフォームが確認できるのだが、それによると最近はchatGPTによるアクセスがそこそこあるようである。別に好きに持っていけばよいが、こんな信憑性の低い落書きみたいな記事からですら雑に情報を拾って回答していると思うと、やはり多少は生成AIにも警戒が必要であると思われる。








































































































































































