焚き付け

主に日記を書く

【りんご】甘い夢、やたか、はつ恋ぐりん、なかののきらめき(多分)

  2023年12月までに食べた4品種の記録。

 

===いつもの注意点===

・この記事は最近食べたりんごを品種ごとに感想をメモする記事。

・その品種に関する概要も簡単に書いておくが、いずれもネットで雑に調べたものなので信憑性のほどは不明。話半分で。

・りんごに限った話ではないが、味は品種による差以外にも個体の差、農園の差、産地の差、年ごとの差など様々な変動要素がある。同じところで買った数個の個体で品種を代表させて語るのは軽率であるという前提に留意する必要がある。

・一部、Brix(糖度)を測定している。帰宅前に食べたものはしていないし、持って帰っていてもめんどくさいのでしていないものもある。最近めんどくさいのでサボりがち。中国から輸入した安物の測定器で精度も不明なので、0.5度刻みで読むことにする。相対比較以外に用いるべきではないだろう。

・写真は背景重視で撮影している。見た目の記録という意味は薄く、むしろこの写真のためにやっていると言ってもいい。なお、必ずしも購入地で撮っているわけではない。

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〇甘い夢(なっぷるを含む自然交雑?)

 かなり新しい品種らしい。南信の農場で発見されて2017年に品種登録された模様。形容詞が入る珍しい名前だが、その名の通り強い甘みが特徴の夏りんごらしい。

 今回は8月6日に宇都宮のJAの産直で見つけた。聞いたことのない品種で、最初見た時これが本当に品種名なのかと思ったが、調べて新しい品種だと知った。4個入り430円は大きさを考えるとちょっと高いが、見たことないので迷わず購入。色付きがあまり良くなくさびが入るが、産地を考えると仕方ないか。色のついた部分はなかなかきれいなのだが…。

 味の方は、甘味はそれなりだが名前から期待したほどではなく、酸味はどこにも見当たらない。もう少し甘みが強ければいいのかもしれないが、ちょっと酸味がないので物足りない印象だ。一方、この時期にしては果実が硬いので、そこは好印象。個人的にはこの時期だともう少し酸味のあるシナノレッドの方が好みだが、あちらはそれなりに酸味が強めなので、住み分け的にはちょうど良いのかもしれない。写真は宇都宮市内で撮影。

 

〇やたか(ふじの枝変わり)

 ふじの早熟系枝変わり品種シリーズの一つ。ひょっとするとこれまでに食べたことのある早生ふじの中にもあったのかもしれないが、やたかと明示されていたのは今回が初めてだ。早生ふじとして売られる品種不明のやつはひろさきふじが多い(実際生産量は一番多いらしいが)というイメージを勝手に持っていたのだが、どうなのだろうか。

 今回は会津若松市の八百屋で購入した。お値段なんと3個で百円。ただし大きさはかなり小さく150gない程度だったと思う。この店は駅の近くにあったのだが、紅伊豆がひと房200円だったりと異常な価格設定だった。

 写真は伊豆大島で撮影。

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○はつ恋ぐりん(グラニースミス×レイ8)

 最近青森県が推してる品種たちの一角だと思う。かと言って関東で普通見かけることはないのだが…。親がグラニーであることからも推察できるが、酸味の強い品種だ。りんご研究所で育成された品種で、品種名としてはあおり27。ちなみに栽培はクラブ制なので誰でも販売できるわけではなく、流通量は当分増えないと思われる。

 今回は豊洲の仲卸から購入した。ばら売りで1個300円。ちょっと赤い箇所もあるが、濃い緑の縦縞が鮮やかでつやも良く、美しい見た目だ。大きさは250グラム程度だろうか。食べると確かに酸味は強めだが、これくらいなら全然食べられる範囲だ。結構美味しいと思う。酸味の強い品種の中には時々渋みが感じられたりするが、特にそういうのはない。そんなわけで食べるにもいいのだが、その辺で見かけられる日はなかなか来ないだろう。

 写真は河口湖にて撮影。

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○なかののきらめき(いろどり×王林)

 多分、と書いたのは理由があり、買った時のラベルに品種名が書いておらず推測のためである。上田の綿半で買ったのだが、見切り品コーナーにひっそりと半額(100円)で置かれていた。棚にはもうなかったので、おそらく売れ残りだろう。黄色の地肌にうっすらと果肉から浮き出るような赤っぽさがあり、赤肉品種ではないかと思い買って切ってみたら当たりだったというわけだ。前にムーンルージュのことを書いたがあれはもう少し赤色が強いのと、長野産ということでなかののきらめきだと推測する。ムーンルージュや炎舞と同じ中野の生産者が開発した赤肉品種シリーズの一角だ。

 味の方はやや酸味があるものの食べやすい。皮が薄いため皮ごと食べやすく、最初食べた時はなんとなく皮の裏からお菓子のような感じの甘さを感じたのだが、気のせいかもしれない。見切り品だったこともあり、水分が抜けて少しぼけ気味なのは残念ではある。

 写真は撮っていなかったのでカットした際のやつを。

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