焚き付け

主に日記を書く

【りんご】夏あかり、みよしレッド、メルシー、世界一

2020年8月から9月中旬までに新しく食べた品種をメモする。参考サイトはいつも通り。なお、昨年度に食べた新しい品種でレポートしていないものもあるのだが、もはや記憶が無いので書くのはやめておく。

 

○夏あかり(さんさ×陽光)

 長野県の農家で育成され、2008年に品種登録された比較的新しい品種。小型の偏円形で果点が入る。

 松代旅行の時(8/2)にAコープで買った。比較対象がワッサーとプラムなので分かりにくいが、恐らくサイズは200g程度だろう。メモが消滅したためあまり具体的なことは言えないが、ほどよい酸味があって8月に出回るりんごの中では今まで食べた中でもっとも良かった。夏緑や恋空と違い、自分の好きなしゃきしゃき食感なのが良い。極早生の品種だと最近は結構首都圏で恋空を見かけるようになってきたが、食感が全然違うので勝負の余地はかなりあると思われる。

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○みよしレッド(さんさ×不明) ※2022.9 追記

 弘前の農家で育成された品種。さんさの自然交雑種子を育成、選抜したものらしい。成熟は9月中旬とのこと。

 9月8日に道の駅なみおかアップルヒルにて購入した。これがこの日アップルヒルで売っていた中で唯一今まで食べたことのない品種だった。つがる、きおうと並んで多く売られており、かなり推していようだ。今回は小さめの250g程度のものが4個入り350円だかの袋で買った。見た目が鮮やかで見栄えは良いが、味が薄く正直つがるに劣るという印象だった。もう少し置いておいた方が良かったのだろうか。写真は大間崎にて撮影。近くで撮影したものが一枚もなかった…。

 ※ここから2022年9月に追記。

 この感想に違和感を覚えており、本当にあっているのだろうかという疑問からもう一度買ってみることにした。買ったのは同じくなみおかアップルヒル。今回は大きめで400g程度のものが2個で250円だったか。今回は前回と全く違う感想で、さわやかな甘さでさんさの影響が強く感じられるものだった。やはり前回の感想は何かと取り違えていたのだろうか…。写真は合っているかと思うが。なお、皮に独特の草っぽい風味が感じられた。皮自体は薄く丸かじり向きなので、そこはちょっと残念である。2枚目の写真は今回食べたもので、大鰐温泉にて撮影。

 

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○メルシー(シナノレッドを選抜育成)

 青森県の種苗化で生まれた品種で、2016年に登録されたらしい、こちらも新品種。以前食べたことがあった気がしたのだが、記憶違いな気がする。収穫は8月なので、今後極早生の新品種として期待されていることだろう。

 みよしレッドと同じタイミングでなみおかアップルヒルで購入した。こちらはみよしレッドと違って隅の方で3個150円くらいでひっそりと売られていた。ネットで調べて出てくる写真はもっと緑がかっているのだが、過熟だったのだろうか。家族にこれは本当にりんごなのかと聞かれた。大きさは150gにも満たないほどだったが食感はサクサクで味の方も甘み、酸味ともにしっかりしており非常に良かった。これも極早生品種の中では一押しできる。写真は川原毛地獄にて撮影。

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○世界一(デリシャス×ゴールデンデリシャス)

 正式名称は「青り4号」。最初は青森県りんご試験場で育成されたのち民間に配布され、そのまま世界一という名前で販売された品種である。この大きさだが3倍体ではないらしい。青り4号という名前は一般に広く出回ってから青森県がつけた名前のようだ。名前の由来はその大きさからで、1㎏を超える個体もあるなど、輸出、贈答用などで特に需要がある。収穫期は10月中頃から。

 9月19日に富山市総曲輪の大和の裏にある直売所的なところで購入した。1個180円。大きさは500gくらいだろうか。時期を考えるとかなり早い上に着色も良くないのだが、比較的温暖な富山という条件と、値段が安いのとで最悪ハズレでもいいやと思って買った。が、やはり若干収穫が早かったようで、若干の渋みがあった。食感も苦手なデリシャス系だったこともあり、残念ながら評価は低い。せめてもう一度くらいはまともなのをチャレンジしようとは思うが…。写真はそれぞれ北アルプス沢上谷の五郎七郎滝と中央アルプス西横川で撮影。

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