焚き付け

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【C105】イハナシ本完売御礼の報告と通販開始のお知らせ

 今日、C105にてイハナシ聖地巡礼本「ふっとらいと」を頒布してきた。15部用意(1部見本として上納)して、結論から言うと完売した。本誌に至っては午前中に完売、さらに念の為に用意しておいた地図のみの別売り15枚も15時くらいで見本含め全て頒布した。午前のうちに売り終わってしまったので、午後はずっと謝罪サークルと化していた。来ていただいた皆様、ありがとうございます。また買えなかった皆様、大変すみませんでした。

 そう言うことでもはや自分たちの手元にすら印刷物がないと言う状態なので、追加印刷してboothで販売することにした。ページはこちら。

watashi-mikansei.booth.pm

 値段は(現状売れば売るほど赤字なので)少し値上げになるが、印刷物+電子版が2000円、印刷物のみ1500円、電子版のみ500円。印刷版にはこれまで通り地図もついてくる。なお、印刷物の方は年明け以降にどの程度需要があるか確認してから発注するので、少し時間がかかることをご承知いただきたい。また、内容にミスがある箇所を直したので、中身は今日出したものと少し変化がある。

 買えなかった方も来れなかった方も今知った方も、よろしくお願いします。



 以下1人反省会。今回の敗因は明らかに需要の見積りを誤ったことだ。本作の売り上げが3万を超えたこの前フラガリア様からツイートがあったと記憶しており、仮に本誌の存在を知る人が100人に1人、その中でコミケに来る人が10人に1人、さらにそこから買ってくれる人が半分と計算してだいたい15と弾いた(ぽたがどう考えていたかは知らん)のだが、どこが良くなかったのだろうか。個人的には1/100のところかなと思う。と言うのも、これまでの告知ツイート等をフラガリア様がリツイートしてくださっていたと言うのがあり、やはり大元から周知が入るとだいぶリーチしやすいのかなと思ったりした。特に本作はもともと同人ゲーということで、そもそもアンテナを張っている人が多いのかもしれない。思い出してみれば、これまでにもいくつかそういうコンテンツを通ってきた。そこに作者自身の発信というのもあって実際にはかなりの割合に届いたのかもしれない。同様に、同人ゲーなので購入層がコミケに来やすいという点で、1/10の試算もおかしいという説がある。

 そして根本的にそこ以外の問題として、我々自身が実は一番イハナシの魔女を過小評価していたのかもしれない。売り上げに関係なく、良い作品にはそれだけ熱心なファンがつくことは、今まで見てきた様々な終末コンテンツで思ってきたところだ。初めてのコミケは全く売れないのも覚悟しろとか、過剰に刷って在庫を抱える羽目になるとか、そういう言葉に怯えてしまった節はある。せっかく創作主様が宣伝してくれている中で、我々も二次創作という形で一緒に盛り上げようという気概が足りなかったか。

 いずれにせよ、通販は出すことにした。当然対面で売った方がよく売れるし、本来リーチしない層にも届けられるのだが、こうなっては仕方ない。やれる範囲でやっていこうと思う。

 願わくば、この本を読んで沖縄に行こうと思ってもらえる人が増えることを。

 

 最後に、この場を借りてサークル代表であるこんぽたに感謝を表したい。本来一人でもできたところ自分も末席を汚す形で関わらせてもらい、おかげで初めて自力で物を売るという経験ができた。消費者から一歩進むことができたのは嬉しい。自分一人だったら、当然同人誌を作ろうなどという発想はなかっただろう。

 製作過程では、こちらの労働が爆発しているのもあって基本的に工程を遅らせる原因になり、最後は(フチ無し印刷の関係で結構大変だった)地図の印刷を任せることになって無理をさせてしまった。なんなら当日も自分がお使いで東に行って迷子になっている間に本誌が完売している始末で、本当に足を引っ張るばかりであった。15しか用意しなかったとはいえ、15が午前のうちに売り切れてしまうほどのクオリティの同人誌ができたのはひとえにこんぽたの努力のお蔭である。一緒にやろうと言ってくれてありがとう。