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【ガルラジ】富士川イベントと公開録音の記録

 無事にいろいろな面倒ごとを乗り切れたので、この3連休で富士川イベントに行けることになりました。ということで、この旅行記とついでに公開録音の感想についても書いておこうと思います。

 

○方針

 もはやリスナーの方々以外見ないと思うので、このイベントについての説明はすべてすっ飛ばします。3連休全部使えれば方針なんて立てる必要もなかったんですが、22が悪天ということで23と24で圧縮して動くことにしたので日程がややシビアなため、一応旅程を作ることに。

 一応3月末のイベント終了までにもう一度くらい行く機会がありそうなので、時期が限られるガルラジブースに行くことを必須条件として、それを軸に行動を組み立てていきます。とりあえず行きは最速で到着できるように、清水に7時前に到着する夜行バスを取りました。23は富士山の日でいろいろなイベントをやっていたんですが、そのなかでも田子の浦2323(ふさふさ)わかめ祭りなる謎のイベントの名前に負けたのでこれも行くことにします。あとはスタンプラリーですが、ね〇すこさんが挑発的なスポット選択をしているので、こちらもその挑発に乗って徒歩でそれも全部一気に回ってしまいたい。一応スタンプラリーは24時間行けるんですが、今回の場所のチョイスからは絶対に富士山を見せようとする意志を感じたので、そこはねくす〇側に配慮して陽が出ているうちに回ることを条件とします。以上を条件として、こんな感じの旅程になりました。

2/23 7時過ぎ富士駅→道の駅富士→田子の浦みなと公園→9時半ごろに田子の浦漁港→正午ごろ大淵笹場→富士宮で昼食、富士山浅間大社世界遺産センター→柚木駅まで移動してEXPASA富士川で夕食→ネカフェ

2/24 6時ごろ出発→中央公園→7時半ごろ岩本山公園→9時ごろEXPASA富士川→正午ごろ富士川駅→さよなら

 わかめ祭りがで9時半か11時半にわかめが茹で上がるということで、まずそこがボトルネックになりました。ちょうど出発後即道の駅経由で向かえばいい時間になるので確定、あとはそこから効率よく反時計回りで行こうという魂胆です。あとポイントが3点あって、富士山世界遺産センターも富士山の日で入館料が無料になること、富士宮から片道切符を発券することで帰りの運賃を抑えつつ距離を短縮できる、2回EXPASA富士川を訪問できるという点ですね。結構いい計画かなと思ってたんですがね。まあ計画は崩れるものなので。ということで前置きが長いですが本編。

 

○2/23

 時間短縮のために、ここからは当日の動きをtwitterで呟いたことを補足する感じで書いていきます。

 6時半過ぎに夜行バスで清水に到着。バスは3列でめちゃくちゃ快適だったんですが、コンセントがなかったのだけが残念でした。ここからJRで富士駅に向かいます。が、券売機がなかなか1000円札を認識しないうえにお釣りが10円玉7枚で帰ってくるし目の前で電車が発車するしでいきなり幸先が良くない感じ。出発前も銭湯に行こうとしたら営業時間外だったりと(これは自分のせいだけど)、なんとなくあまり良くない日だなという印象がありました。富士駅で降りようとしたら今度は値段が足らんと改札に拒否され(間違えて富士川までの切符を買っていた)て、こんなんだったら新蒲原で降りて歩けば良かったなと開幕からテンションが低かったんですが、でかい富士山を見てやる気が戻りました。まずは予定通り道の駅富士に向かいます。

 道の駅富士、静岡で最初の道の駅だそうですが国1沿いなのもあって朝から賑やかでした。道の駅裏の空き地から富士山がきれいに見えてこの時は喜んでいましたが、これからもっときれいな場所がいっぱい出てきます。とりあえずスタンプを押そうとしたんですが、位置情報が合わないらしくなかなか取得できませんでした。Google mapを開いて位置情報を更新したらうまくいったことを報告しておきます。位置情報を常時取得にするという手もあるんですが、電池の減りが早いのであんまりおすすめはしませんね(徒歩の場合)。中も開いてないしあんまり時間もないのでスタンプ押したら素通りします。

 ここから田子の浦みなと公園までは最短で行くならイオンタウン手前で曲がるのが良いかと思いますが、僕は途中で交通量多いのが嫌になったのでマクドナルドのあたりでさっさと曲がりました。そこからしらす街道こと県道431号線を通って公園へ。ちょうど手前が海岸砂丘になっていて松林が植わっているんですが、林が風に揺られて立てる音が非常に良かった。道が海沿いと松林の中の両方に通っているんですが、個人的には涼しいのとどうせ海は後で見れるのとで松林の中を行くほうがおすすめですね。

 みなと公園は富士山の日だからかボランティアの人がごみ拾いをやっていました。とりあえず海に触れようと思って砂浜に出ましたが、海岸沿いはどこもテトラで固められていたので海まで出るにはちょっと苦労しました。この日は異常に南風が吹いていたんですが、こういう日にテトラの上に立つのはちょっと怖いですね。あと風のせいで波しぶきがめちゃくちゃかかる。

 スタンプは公園の中でひときわ目立つドラゴンタワーというところにあり、これがなかなか立派。タワーの上からの景色もいいし、タワー自体もなかなかかっこいいので非常に良いところですね。普通に観光するにもお勧めできる場所です。

 公園でちょっと時間を潰してから田子の浦漁港に向かいました。釣りをしている人がいたのでちょっと見に行ってみましたが、釣れている人はいませんでした(チヌ狙いっぽい人ひとりとルアー投げてた人が5人くらい)。まあここ圧倒的に景色が良いので釣れなくても満足できそうですが。湾の奥にセメント工場、その奥に富士山って感じで圧倒的な工業力を感じる。

 わかめ祭りは結局ゆでたわかめの試食と小さな水槽の展示(なぜか魚が一匹一緒に入っていた)、あとは食べ物を出す店があったくらいで思ったよりしょぼかったです。感想ツイートのように僕は肉厚でしっかりした食感のわかめのほうが好きなのもあって、うーん…という感じ。わかめ、しらすより好きなんですけどね。カップ麺に汁がなくなるレベルで乾燥わかめ突っ込むくらいには好きです。今年は海水温が高過ぎて不漁だったみたいなので、来年もめげずに頑張ってほしいですね。

 

 上のツイート群の通りですが、ここから大淵笹場に向かう途中でひのき玉完売の報が入りました。正直ひのき玉は余った予算で作ったものだと思っていてそんなに在庫はない読みだったのでそんなに衝撃はなかったんですが、問題はそのあとの藤田さんアクスタ完売情報で、これは正直かなり予想外でした。さすがにこれはまずいなと思ったのでここで急遽予定を変更して富士川に向かうことにします。振り返るとそのあとも情報が錯綜していて完全に慌ててますね自分。この時点でこれ以降の予定が全く読めなくなったので、今後ネックにならないよう中央公園だけは回収しておきます。

 ちょうど昼頃に富士川SAに到着しました。下りにはまだひのき玉が残っている説があったのでとりあえず下りから行きましたが、ENEOSのあたりから進入するとトイレ(SA併設ではなく本線すぐ近く南側のやつです)の中から館内放送のものと思われる聞き覚えのある声が爆音で聞こえてきて、テンションが上がる前にいきなり後頭部を殴られたかのような感じ。ガヤガヤしていてSA内の館内放送は聞き取りにくいので、音量が変わっていないならこのトイレに行くとめちゃくちゃ聞こえると思います。とりあえずショッピングコーナーに行きましたが、ひのき玉は売り切れ。ボールペンはありましたがブースでも売ってるので無視して上りに向かいます。

 富士川楽座を抜けて、ブースに向かいます。幸いあれ以降品切れは出ていなかったようでした。今後の移動を考えるとあまり荷物は持ちたくないので、とりあえずボールペンとすずのアクスタだけ購入。その後とりあえず昼飯にしらす丼を食べながら今後の予定について脳内会議を行った結果、富士宮を諦める代わりに岩本山公園と大淵笹場に行ってスタンプを終わらせることにしました。この日の宿は富士駅近辺のネカフェの予定だったのですが、大淵笹場を明日に残してしまうとSA寄る時間が無くなってしまうんですよね…。アジフライは世界一うまい揚げ物です。一方できゅうりは野菜界でも最弱ですが…。

 どうせ明日また来るからと、もう少しSAに滞在したい気持ちを捨てて岩本山公園に向かいます。直線距離だと近くてもう既にSAから見るとすぐそこなんですが、橋が無くて一旦戻らなきゃいけないのが辛いですね。土手沿いの道を歩いていて気づいたんですが、富士川左岸は天井川になっていますね。これは後から調べて知ったことですが、この土手は江戸時代に造られた雁堤(かりがねづつみ)だそうです。雁公園に説明板があるらしい。それと岩本山公園までの道ですが、Googlemapに載っている車道は遠回りなので、地理院地図には載っている道を使うと便利です。實相寺と郷倉山神社の両方から道が伸びていますが、僕は郷倉山神社からの道を使いました。一応下の写真で解説しておくと、写真一枚目を左、その後出てくる写真二枚目の二俣も左で着きます(おそらく右でも着く)。ずっと坂道で、10分少々あれば上まで行けるかと。これママチャリで登り切れたら鉄人だと思います。途中小学生っぽい4人組とすれ違ったので、地元の人は知ってるっぽい。一方で實相寺からのルートは階段らしいですね。

 上がったところはちょうどスポットの近くでした。スポットはカフェ近くの展望台にあります。6時間前にいた田子の浦もバッチリ見えてなんというか感慨深いですね。まあこれからもっと奥地に向かうんですが。

 公園では梅まつりをやっていて、結構にぎわっていました。一通り梅を眺めてから降りようと思ったら、ちょうど今から餅投げをやるというアナウンスがあったので参加することにします。人生初餅投げだったので結構テンション上がって全力で取っちゃったんですが、よく考えると餅って腹にたまるわそのまま食っても味がしないわ重いわ嵩張るわで今貰ってもなにもいいことないんですよね。5個取ったところで我に返ったので撤収始めたんですが、ちょうど目の前に1個飛んできたのを反射的に取っちゃったんで最終的に6個になりました。その場で1個食べましたが柔らかくておいしいです。なお味はない。

 

 この後大淵笹場に向かうんですが、途中でコミュニケーションプラザ富士に寄りました。これは新東名と道路技術ののPR施設で、同様のやつが川崎にもあります。川崎の方は管制寄りの展示らしいですが。受付で電話すると社員さんが出てきて案内してくれます。無駄にでかいスクリーンでPR動画を見たり看板の展示があったりと結構面白い場所です。SA事業の紹介もあって、最近は更新されていないのか幻想交流の名前はありましたがガルラジの名前は見かけませんでした。帰るときにおみやげまでもらえてやっぱりネクスコ金あるなと思ったり。もらったものは以下の通りで、貫通石ももらえます。また来てねカードはNEOPASA清水駿河湾沼津でそれぞれ使える割引クーポンみたいなやつみたいですね。

 坂道をえっちらおっちら登って17時半くらいに大淵笹場に到着しました。ようやくコンプです。疲れたね…。まあこれから戻らないといけないんですが。向かう途中でパンザマストから5時の時報が流れてきたんですが、曲が富士の山でいいですね。僕の経験上時報で富士の山は初めてです。ご当地時報、いいですよね…。17時半に大淵笹場についたのはだいたい計画通りで、標高があるから日没間際に行くことで夜景も楽しめるんじゃないかという想定だったんですが、実際のところ夜景はほとんど見れませんでした。マジックアワーということで、写真撮りに来ている人はそこそこいました。スタンプ設置場所を示す掲示は探したんですが見つかりませんでした。いい加減疲労が溜まってきたのでしばらく休んで靴下を換えてから出発します。靴下が湿っているとマメができやすくなるので、やばいと思ったらすぐに交換するのが長距離徒歩をやるときには重要ですね。あとSAで買っておいた青いメロンパンと普通のメロンパンの食べ比べをしてみましたが、味は一緒でした。味は同じですって書いていたのを全く信じていなかったので…。パン屋さんごめん。

 このあとは下りるだけなんですが、富士市街に向かうかSAに戻って夕食にするかでちょっと悩みました。結局結論が出なかったので先延ばしにしようということで、中間になりそうな道を適当に進むことにしたんですが、下っているうちに時間が厳しい上にもう疲れたから風呂に入りたいということで結局市街地に向かいました。途中で眼下に観覧車が見えた時にはちょっと感動しましたね。中央公園を抜けて駅近くのスーパー銭湯「湯らぎの里」に行きます。料金は休日割増で800円、そんなに大した場所でもないのでちょっと高いなという印象ですが、選択肢があまりないので仕方ないですね。疲れはかなり取れました。ちなみに白山おふろランドにもあることで知られる高濃度炭酸泉もあります(が、炭酸泉にしては熱い)。

 風呂を上がった時点で時間は22時前、そろそろさわやかが閉店間際なのでひょっとしたら入れるかもと思って向かってみましたが、普通に並んでいました。やっぱり休日は閉店間際でも厳しいですね。じゃあほかの静岡ローカルだということで五味八珍に行こうとしましたが、こちらはもう閉まっていました。ほかに何か静岡ローカル無いんかいと思って調べたところ、ラーメンの一番亭というのが県下に10店と湯河原に1店の実質静岡ローカルが近くにあることが判明したのでそこに向かいます。ここで餃子定食を食ったのですが、定食はごはんバーになっていて自分で取るため空の茶碗が出てきたのにはちょっと笑いました。餃子もおいしいし何より米が無限に食えるので結構おすすめできますね。なにより中華スープもお代わり自由なうえにわかめ入れ放題なのが最高。わかめ祭りでほとんどわかめが食べられなかった不満を解消できました。

 夕食を食ったらなんとなく動ける気がしたので、吉原商店街を歩いてからネカフェに向かうことにしました。理由は3つあって、明日に回すとSAの到着が遅れるから、早朝よりは深夜のほうが賑わってそうだから、それとこの日のうちに行ったほうが距離のロスが少ないからです。岳南鉄道の踏切を越えてすぐにアーケードが始まるのがいい感じですね。あと外国の商品を扱ったり外国語の店が多くてさすが静岡県という感じ。あんまり治安はよくないですね。このあとまた中央公園を抜けて快活clubに泊まりました。近くには自遊空間もあって、ナイトパックだとこちらのほうが200円長くてしかも1時間長いのですが、翌日の行動的にその1時間は使わないうえに快活のアイスには200円の価値があるので快活にしました。9時間寝たいなら自遊空間に行くといいと思います。スマホ君のヘルスケアアプリによれば結局この日の移動距離は60.7km、まさかの1日での歩行距離最長記録を更新しました。途中のルート変更で無駄の多い動線になったのが異常に距離が伸びた原因です。それまでの最長は2015年の56.1kmでこれは東海道を歩こう的な企画で記録したのですが、まさかスタンプラリーでこの記録が抜かれるとは思いませんでしたね。最後のほうは疲れて10分に1回くらいの頻度で座って休憩していました。

 

○2/24

 7時半に出発。まだ筋肉痛も来てなくて、それなりに歩けるかなという感じ。この日は昼頃に出ないといけないのでやることはEXPASA富士川に行くだけです。

 すぐそばなので中央公園にまた寄ってから向かいます。広域公園、いいですよね…。個人的オススメ広域公園は新庄駅前の最上川中央公園です。

 中央公園からは昨日と同じ道をたどります。記憶が残っていたので地図も見ないで進みますが、こうやって街を歩くことで次回来た時に何も見ないで歩けるようになるという感覚がメチャクチャ好きなんですよね。街に溶け込めた感触というか。富士川もいずれ、心の故郷の一つになるといいですね。

 SAには9時過ぎに到着しました。10時まで時間があるのでとりあえず下りで買い物をすることにします。 下りにはひのき玉は置いてませんでした。僕は定期的に友人とひたすら缶詰を食べる会を開催していることもあって、缶詰をいくつか買って2000円にしました。しらすとかアジとか今まで見たことなかったのも多くてそこそこレアだと思います(缶詰と言えば関係ないけど徳光PAに置いてる白山市製造のもみじこ缶詰が量が多くてめちゃくちゃご飯に合うのでおすすめです)。引換券くださいって店員さんに言ったら「そんなのあったわね~すっかり忘れてたわ~」って言いながらくれました。上りへ。

 上りについてちょっと時間があったので、とりあえず産直市場で時間を潰しました。この産直市場が結構面白くて、名前は忘れましたが伝統野菜と思われる菜っ葉や青島みかんをはじめ地域性を感じられるラインナップでした。人も多く集まっていて、やはり産直市場は人気ですね。また楽座の展望スペースから眺めてみると、どうも上流に新しい橋を作っているみたいですね。ここが歩けるなら岩本山公園に行くのが少し楽になると思うんですが。

 10時になったのでブースに行くと、なんとひのき玉が。最後の1個でした。探し出してきてくれたんですね。ありがとうございます。最後の1個ということでちょっと申し訳ない気持ちになりながら購入。後で確認したら、マークが彫られている場所の両側に大小の傷跡があって、おそらく試作品だったんじゃないかと思います。カレンダーもたくさんあったので、布教した数人の友人にも渡そうと気兼ねなくもらいました。カレンダー、どうしてあんな山のように刷ったんだ…?

 まずはブースで問題作ことイメージ動画を見ます。これはひどい(最高ですね)。もはやどこからツッコんだらいいのかわからない。大ボリュームで楽しかったです。実はあのタグで自分も徳光に行った時の写真を投稿しているのですが、本当はほかの写真も投稿しようとして気づいたら期限が過ぎていたんですよね。ある程度写真は選んでいてその中に全く関係ない写真も混ぜてそれが採用されたらこっそり笑おうと思っていたのですが…。それから応援メッセージを書きました。双葉カラーか御在所カラーかで迷いましたが御在所にしました。ペンの色は赤(なぜかひとりも赤で書いていた人がいなかったので)。字がきたねえ。なぜかツイートしてなかったので写真で。次があればスタンプラリーはもう少し手加減してほしいですね…。まあ難しくなったらそれはそれで意地でも徒歩でクリアしたいですが。

 残った時間で観覧車に乗りました。実は人生初観覧車。シースルーは並んでたのでさっさと普通のやつに乗りました。正直景色は岩本山公園と大差ないですが、観覧車特有のだんだん景色が良くなっていく感じがいいですね。アナウンスの間に挟まる英語はズルい。あんなん絶対笑うやん。観覧車の中でひとりでゲラゲラ笑っているところを下にいる人に見られたらどうしてくれるんだ。というのは冗談として、彼女たちが観光案内をしてくれるというのが本当に良いですね。金明さんが館内放送で冗談っぽく言ってたけど、その地域にゆかりのある人が外からの人にPRするって肩書がないだけで実質的に観光大使なんですよ。ラジオを聞いていて彼女たちが本当に富士川で生活していることを知っているからこそ得られる質感だと思います。

 そんなこんなしていたら意外といい時間になって、そろそろ撤収という感じになりました。もう少しゆっくりできると思ってコラボメニューもほとんど食べていなかったので、結構手痛いミス。昼食も兼ねてコラボメニューのラーメンを食べて、コンシェルジュで持っていた引換券を換えてもらいました。なんかスタンプラリー3か所のページを読み取る機械が反応しなかったみたいで、謎の裏技を使って解決していました。冗長性は大事。ここで初めて知ったんですが、下りのものは下りで引き換えだったんですね…(引換券の裏にちゃんと書いてある)。知らなかったので下りのステッカーを引き換える時間はありませんでした。次回行ったときに換えないと…。コンシェルジュで時間を食ったのもあって、最後にもう一度ブースに行く時間もなく慌てて富士川駅に向かいました。その後豊橋のほの国百貨店(3/15に閉店します、興味ある人は行ってみてね)に寄ってから帰宅しました。

 

 総合的にとてもいいイベントでした。ガルラジをやっているその舞台で本当にイベントをやっているという事実がなにより最高です。まだなかなか日の目を見ない現状ではありますが、そんな中でこれだけの規模でやってくれたことには感謝しかありません。現地の等身大パネルはもちろん、のぼりがこんなにいっぱい立っているとは思っていなくて本当にうれしい誤算でした。これが実質国営企業パワーか。現地にいたスタッフの方からもガルラジへの愛が感じられて良かったです。やはり作り手があたたかいとあたたかい作品になるんだな。スタンプラリーの場所も富士山がきれいに見えるポイントを中心にまとめられていて、富士の名前を関した街の矜持と意地が伝わってきます。単純に旅行としても本当に楽しくて、これもガルラジが連れてきてくれたんだと思うと感慨深いです。3月、イベントが終わるまでにぜひもう一度。

 あと、現地にほかのリスナーさん達が見れたのもうれしかったです。シャイなので特に声を掛けたりはしませんでしたが。twitterとかでも会ったことはないけどTLによくいる人を概念と呼んだりしますが、ガルラジの他のリスナーさんって自分にとってはまさに概念だったんですよ。それが今回のイベントで実際に可視化されたわけで。自分達で村とか言ったりもしていますが、自分以外にもガルラジを愛している人がいるっていうことをこの目で見られたのは非常にありがたいことでした。公開録音でも言われていたように、リスナーもガルラジの中の人ですからね。基本的にラジオってパーソナリティとリスナーの一対一の関係の集合体で、リスナー同士の横のつながりはかなり希薄なものなので、だからこそこういう場所で会えると嬉しいんだと思います。

 

 今後訪問する人のために、一部ポイントをまとめておきます。

・大淵笹場周辺はほとんど明かりがない、ライト持参を推奨(なくてもなんとかはなる)

・岩本山公園は普通の自転車で行くくらいなら歩いたほうが多分楽、南から行く場合徒歩or自転車なら地理院地図に書いてある道を使うとロスが少ない

・館内放送は下りENEOS近くのトイレがよく聞こえる

・日中だけで徒歩ですべて回るのも可能、その場合はSAにどの時間に滞在したいかを基準にして時計回りか反時計回りで計画を立てるのが良い。欲しい引換券があるならその店の営業時間に合わせ、ないなら最初か最後、あるいはその両方にすると効率的。

・大淵笹場は公衆トイレの場所から矢印通りに進んだ先にも駐車場がある

・大淵笹場にはスタンプ設置場所を示すプラカードは置いていないっぽい

・中央公園は北からは入りにくいので、素直に南に回るのがおすすめ

・買い物で荷物が増えるので、大きめの鞄を持っていくか手提げを忍ばせておくとよい

・引換券の引き換え場所に注意

それから全部徒歩で回ろうとする人にアドバイス

・おすすめしません。

 

最後に質感のある写真と簡単なコメントを載せてこの記録は終わりです。

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 富士駅近くにあった側道用の赤点滅一燈の信号機。どうして止まれ標識を使わないのかは謎。赤点滅一燈も最近数が減ってきましたね。

 

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このカラーマンホールはいっぱいありました。竹取物語ですね。永遠なんてないんですよ、ガルラジにもトライナリーにも…。

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この景色の中で釣りは最高ですね。桜泉さんはルアー投げてそう。僕は穴釣りが好きです。逆張りオタクの性…。

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河津桜でしょうか。伊豆に限らず早咲きの桜よいえば静岡のイメージが強いです。この時期から楽しめるのはうらやましい。

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大淵笹場からの帰り道。結構不気味です。ライト持参がおすすめ。

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看板。宝永火口の位置で静岡だとわかるのがいいですね。こういう細かいところの描写が細やかなものを見ると嬉しくなります。

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そのうち起こると言われ続けている東海地震ですが、静岡の防災対策はかなり進んでいるらしいです。実は僕も初日道の駅や田子の浦を歩いていた間は常に地震来たらどうしようかとおびえていました。ところでいくら何でも火を消すよりは落ち着くほうが先じゃないのか?

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SA南の端から見た景色ですが、堰が設置されて流れを両端に寄せてますね。だいたいこういうの設置してるのは昔何かあったということなので、調べてみるとやっぱり1982年に洪水による洗堀で東海道線の鉄橋が流出したということでした。日本三大急流の名は伊達じゃないですね(手取川も同じくらいの急流です)。

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このあたりは中電ではなく東電の勢力圏みたいですね。調べたところちょうど富士川が境界になっているようなので、EXPASA富士川は中電の勢力圏みたいです。

 

今回の質感まとめ。

 

○公開録音

 僕は忙しかったので公開録音は申し込みしておらず、後から聞きました。多分現地で聞いた人とは少し違う感想になるんじゃないかと思うのでポイントを箇条書きで残しておきますね。文量は割とありますが中身は大したこと書いてないです。

・開幕でポエムに触れて怒られてもないのにすぐ謝る白糸でいつものガルラジが帰ってきたうれしさを実感。

・アユチ「ほら見てください」は春野さんが実際にやってたんですかね。この辺は現地勢との認識の違いが出ますね。

・金明さん最終面接、フラグか?

・徒歩勢は公式公認ということで嬉しいですね。これからも歩きたい(車でも行きたい)。

・「編集点」の後手を叩いた所が今回ベストポイント。結局編集してないんかい。

・微妙に滑るM坂大輔、結局リスナーの年齢層が謎。

・「年魚市すずらしく」と言えるアユチが好き、やっぱりアユチはこうあってほしい。

・自ら進んで白黒コーナー復活させる白糸、オーバーヒートをそのあとコーナー外で回収した変化球が良い、ここまで全部白糸が計算ずくで構成してたなら正直ちょっと引くレベル。

・水を飲むアユチは無音の中で突然オーディエンスの笑いが発生したので何が起こっているのかわからなかった。金明さんが説明したことで理解。ペットボトルを置いた音は聞こえていたから、説明なしでもこれが理解できたかどうか。

・オセロが全て裏返ったら真っ白は冷静に考えるとかなりおかしい。

・双葉へのメッセージ、しばらく言いよどんだ後の「賑やかな」が最高に生っぽかった。

 あとは全体的な感想を。正直最初に聞いたときはなんか違和感があってちょっと微妙だなって思いました。全体的に構成がイベントに合わせたものになっていていつものとは少し違っていたこと、声にちょっとブレがあったことなんかが気になりました。ただこれは本質じゃない気がしたのでもう少しこの印象を掘り下げたかったんですが、しばらくしてからもう一回聞くとなぜか違和感が消えて楽しめたので無理でした。なんでかは分かりませんが、一度聞いたことで最初のイメージが修正されたおかげで受け入れられたんでしょうか。結局謎のままです。

 公開録音という点で見れば、やっぱりリスナーの拍手や声が入るのがいいですね。最初あまり乗れていなかったのがだんだん向こうとの距離が縮んでいって、最終的に息が合ってて、ああ行きたかったなって素直に思いました。正直僕は実在性がガルラジにハマったポイントだったので(今も声優さんが実際に声を入れているところを見なければ彼女たちが実在しないとは言い切れないというスタンスを取っています)、公開録音というイベント自体にそこまで興味がなかったんですが、こうやって聞いてるとええやん…ってなりますね。上でも書きましたが現地で実際に動作を見ているとわかるけどここで聞いてるとわからない情報が時々出てきます。実際にこの断絶は本編でもあったはずで、音声だけが伝わるラジオという媒体の特異性があり、またその間が補完の余地を作ることであいまいな世界の輪郭を広げているんだということを実感しました。

 さて、それじゃあ僕は現地で一緒に言えなかったので、遅ればせながら最後にここで言いますね。

2020年もガルラジ!