焚き付け

主に日記を書く

イージー・ゴーイング

 11月。長いこと開いてしまった。3月ごろに急に文章を書く気分で亡くなったことが大きい。さすがに半年も開いてしまったので、ちょっと飛ばして最新に行くかもしれない。とりあえず、この月はコミュニティストア看取り記が既に上がっているので、それ以外について書く。

 

○館山

 去年も行って記事を残した記憶があるが、また館山に行った。また、という単語を使ったのは、今回も前回と同じような理由で同じようなことをしたからである。ちょうどシグルリがアニメ開始から1周年か何かでイベントのようなものをやっており、今回それが理由である。ということで、面子も前と同じpとa。

 今回はpと運転練習したこともあって、レンタカーで回ることにした。この結論に至るまでかなりすったもんだあったのだが、省略する。最大の目的は、前回行き損ねた聖地であるうみほたる(確か3話)にスムースに行くため。帰りのアクアラインがネックという認識をしていたので、借り方も船橋で借りて返すとか館山で借りて返すとか船橋→館山で乗り捨てとかそれはもう大量に候補を考えたのだが、結局川崎で借りて横須賀で乗り捨てするという一番怪しい選択肢にした。これは当然帰りの夕方アクアライン上りを避けるために東京湾フェリーに乗せることを前提としている。

 そんなわけで当日、川崎に集合した。自分とpは先に着いて地下のパン屋でモーニングを食べるなどしていたが。店は駅から微妙に離れたところで、確か車はヤリスか何かだった。

 順調に走ってまずはうみほたるへ。アクアラインは初めて走ったが、そりゃ渋滞するわという構造だ。海ほたるは観光地化するだけあって、それなりに良いところであった。ネクスコの展示室がかなり気合が入っており、見応えがある。3話で出てきたクレープ屋さんが開くのを待ってから、撤収した。

 

 千葉に入る。この先南房総まで特に用はないので一気に南進。運転を代わったような代わらなかったような記憶がある。最初に向かったのは前も行ったおさかな倶楽部で、予想通りかなり並んでいたので、名前を書いて大房岬へ。まあなんか普通の公園。戦跡があったりもするがあまり目立たないし、展望も正直微妙。その割にやたら駐車場はでかかったが…。

 おさかな倶楽部に戻って昼飯。時間もそこそこ遅かったので、めぼしいやつはある程度なくなっていたが、普通のまんぷく定食はなんとなく気に食わないのでイサキ定食をチョイス。イサキは鱗が細かくて家で調理したくないので、こういう時に店で食べたいというのが理由だ。が、結果的にこれは大当たりだった。刺身こそないが、まさかの唐揚げ塩焼き煮付けの3匹体制。さすがに予想していなかった。

 

 館山に入り、海岸に出るのにイオンタウン館山に駐車した。写真を取り忘れたが、ここはまあまあひなびて雰囲気が良い。あとは小学生の環境問題お絵描き展示コーナーが良かった。買い物してから、海岸でちょろっと遊んで撤収。やはり南房総はかなり雰囲気が違う。ちょっと違うのだが、尾鷲とかそっちの方に来た感じだ。

 

 館山市内に入り、海の駅へ。今回はここに等身大パネルたちが集結しており、ここがどうも今回の目玉らしい(というか、他にどこでイベントをやっていたのか分からず)。奥の方の会議室みたいな場所だったが、自分たち以外には誰もいなかった。一方で部屋のテレビではさかなクンが館山の紹介をする映像が延々流れており、シュールな対比だった。その後日没が近づいてきたので目の前の海で夕陽を見て、17時のforever loveを聞いた。よく晴れて富士山まできれいに見えた。

 

 完全に日が暮れたのだが、ここから移動して館山基地のポスターを確認。1年経っていい感じに日焼けしていた。ポスターが日焼けしてくるとようやく町になじんできた感があり、個人的には好きだ。

 続いて沖ノ島へ。ほぼ真っ暗でよくわからないが、適当にうろうろした。海まで出るとまあまあ怖いし、戻った時はどこに車を置いたかわからなくなった。光が足りず、写真がここに載せられる程度にボケた。

 

 完全に日が暮れたのでやることが無くなってあとは晩飯と宿なのだが、昼がおさかな俱楽部だったので腹も減らない。ということで、館山ヤングボウルで1時間ビリヤードをして時間を潰した。腹を減らすならボウリングだと思うのだが、ビリヤードも意外と歩き回るのでそこそこ運動になった。ボウリング場の向かいの中華料理屋で食べて、白浜の宿へ。うろ覚えポケモンお絵描き大会をやって、就寝。

 

 翌朝、野島埼からスタート。今回も灯台には登らなかった。前回と同じようにベンチでのんびりして撤収。ファミリーパーク跡地と洲崎を経由して市街に戻った。その後中村屋で朝食。ボリュームがあってかなり良い。

 

 この後何をしていたかあまり覚えていないのだが、車をどこかに停めて散歩した。少なくとも、かつて等身大パネルが置いてあった和菓子屋とバスの待合所には行った記憶がある。その後どこかの聖地を探しに行くも、結局見つからなかったような。googlemapのタイムラインによると、宮沢書店にも行ったらしい。そんなこんなで時間を潰して、一五鮨という寿司屋に行った。ここは前回館山食堂とどちらにするか悩んでいかなかった店なのだが、良かった。メニューが魚魚すし、ふつうのすし、真ん中のすし、晴れすしというあまりやる気のないネーミングで、かつ安い。一番安い1000円の魚魚すしにしたが、9カンと椀物、おまけでゲソが付いていた。館山は飯屋に関しては本当に優秀だ。

 

 車に戻り、折り返して赤山地下壕へ。まあここも2回目なので、取り立てて言うこともない。それほど暑い日でもないので、あまりありがたみを感じない。本来はこの後館山城も行くつもりだったが、時間切れなので戻ることにした。

 あんまり時間が無いな~と言いながら、冨浦の道の駅でしばしのんびりする。その後金谷でフェリーの受付をする。係員曰く、多分次のに乗れると思うが、確証は持てないとのこと。しばらくして乗り込みが始まったが、結局自分たちの2台前で全部埋まってしまった。完全に枇杷倶楽部が仇となっている。仕方ないので作戦を練り、横須賀のレンタカー屋が待ってくれるなら次の船で、それが無理なら乗り捨てをやめて川崎に返すよう交渉し、それができればアクアラインに賭け、それも無理なら諦めて翌日返すことにした。電話した結果、次善策でアクアラインチャレンジに決定。すぐ出発した。

 

 カーナビと助手席のgooglemapを両方参考にしつつ、木更津南で一旦降りて、下道で木更津金田まで向かうルートを取った。下道をgooglemapに従って進んでいたのだが、金田の直前の細い道で渋滞にハマった。あまりに進まないのでスマホを確認していると、なぜかgooglemap上では道が白色になっていて、渋滞していないことになっていた。自分はこの瞬間やけに冴えており、道が細いためか何らかのバグでこの道は渋滞判定が行われず、その判定が行われないために最短経路として案内され、googlemapを頼りにしている全ユーザが集まり、かつ細い道なので完全にパンクする、よってこの道は詰み、と即判断できた。運よくちょうど目の前に交差点があったので、ここで迂回する決断を取り、横の道を進んで冷静に途中のコンビニでトイレも済ませ、無事金田のインターにたどり着いた。案の定、それほど大きな混雑はなかった。アクアラインへの合流もなるべく右に出る作戦が功を奏し、すんなり乗ることができた。そのまま一気に進んで川崎へ。結局、返却期限の15分ほど前に車を返すことに成功した。めでたしめでたし。

 川崎駅に向かう途中、謎のホテルにあるレストランで夕食にした。ホテル内のくせにやたら凝った店で、かつ安かった。よく分からん。普通の料理を頼んだつもりだったのだが、謎の野菜まみれの皿が来た。その後川崎駅で解散。

 

 まあ2度目なので、それほど新しい発見はなかったと言えばなかったが、一方で飯に恵まれたので満足感はあった。あとはフェリー逃しからの旅程回復は、我ながら完璧だったと思っている。渋滞時に頼りになるのはgooglemapだと思っていたが、こういう落とし穴もあるようだ。今回は交差点が近くにあったおかげで早くリカバリーできたが、無かったら詰んでいたと思われる。これでもう南房総に用はない…と見せかけて、まだ安房神社など行けていない場所もある。あとは鴨川なんかも行けていない。そのうちまた飯ついでに行けばよかろう。

 

 もはや半年以上前なのでこれ以上書くことはない。とは言え何もないのも寂しいので、自炊写真でも上げてお茶を濁すことにする。おしまい。