焚き付け

主に日記を書く

ねじ巻き

 年度は変わって4月。けっこう色々と環境が変わると思っていたが、特にそんなことはなかった。変わらない生活が続く。

 

 

○ドライブ

 年度末終わりのでかめの仕事が片付いたので、やや長い休みを取った。とりあえず京都に帰ることにしたが、誘いがあったのでそのままドライブに出ることにした。

 行きは18きっぷ。ちょうどPもこの日に関西に帰るとのことだったので、一緒に帰る。軽く寝坊したため道中は焼津かどっかの寿司屋で昼飯を食ったのみ。米が柔らかかった記憶がある。そのまま京都に出て、両者の大学の知り合いと飯を食って、大学構内でだらだらしてから部の後輩K宅で打った。最近天鳳が全く手が進まない期だったこともあってつい止めるべきところで押してしまい、無事ラスを引いた記憶がある。あと多少ボドゲをやったが、アグリコラはぐだぐだに終わり、その次にやった寿司のやつは面白かった。

 どうせ翌晩からドライブに行くが、アリバイ工作のため一旦帰宅。家で寝て飯を食ってからすぐ出発した。面子は3人(それぞれs,kとしておく)で、とりあえず天気のマシそうな北陸方面に向かうことにした。

 まずは恒例行事の湖西のラムーで補給した。ここで、今まで買ってこなかったゴールデンハンマーを初めて購入した。今まで買わなかったのは単にカフェインが効いたことがなかったからなのだが、本当にそうなのか確かめるのと、単に安く普通に飲むのでも十分だったので買うことにした。

 

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 湖西道路を抜けて、基準水準点を集めるため敦賀の手前でちょっと寄り道をした。ちょうど疋田のあたりで、桜がきれいな場所だった。夜であまり見えないのが残念だったが。夜中にがやがやしていたためか、住民に不審者かと思われて尋問されたりした。

 敦賀からは親の顔より見た8号線で北上。と言っておきながら旧道とバイパスの交差点で右折するところを忘れていたが(運転していたのは自分ではないが)。道中久々にオレボに寄って、4年ぶりにローヤルさわやかを飲んだ。ちなみに最後に飲んだのは知床稜線である。sは健康に悪いなどと言って飲まなかった気がするが、その通りだと思う。

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 そのまま福井を抜けて、徳光PAへ。よく考えたらガルラジ拠点への車での訪問は初めてかもしれない。ちなみにこれは自分ではなく他二人の希望である(自分はもう何回も訪問しているので)。以前のドライブ中にガルラジを流して以降、ちょくちょく聞いているらしい。海浜公園のやたら高い遊具で遊んで、あてもなく海を眺め、等身大パネルがないことを確認して立ち去った。

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 続いて夜の峠を運転しつつ夜景でも見ようということで、医王山に向かった。が、雪が出てきたため悩んだ末目前にして撤退した。転回不可能な場所で行き詰ったため、結構大変だった記憶がある。ここで県境越えできなくなったため、大幅な迂回(山側幹線)を強いられることになった。道中金沢大学を通ったが、やたら辺鄙な場所にあってなかなか悲惨であった。

 富山に入り、新湊へ。5時だか6時だかから開いている店があり、朝食のためだ。500円の朝食セット的なのにしたが、ケースの惣菜含め非常に良かった。カロリーを求める意地汚さを捨てて選んだ煮ツブが非常に美味で、自分もこういうことができるようになったものである。

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 天気が微妙だが、桜でも見ることにした。どこに行ったのかはよく覚えていないが、写真から察するにおそらく呉羽山公園であろう。呉羽梨の呉羽もこれなのだろうか?あまりに微妙な天気だが、風がやたら強く道を花がアホみたいに飛び散っていたのは良かった。もう1か所SNS映えみたいなところに行こうとしたが、雨が降っていたのと人が多かったのと切り抜きによる産物であることが遠目に見て分かったのでスルーした(一応車の中から写真は撮った)。

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 富山をスルーして新潟へ。どうせ親不知あたりで起こされるだろうと思って後ろで寝ていたが、天気が最悪でスルーしたらしくもう直江津手前だった。少し進んだ先の原信で運転を交代し、以降しばらく自分が運転した。原信で交代したのはセイヒョーのアイスが食べたかったからなのだが、売っていなかった。途中長岡でフレンドに寄って簡単な昼飯とする。初めてだったがみかづきより若干メニューが多いか?その後車でないと行けなかったので栃尾に行ったが、何もせずに通過した。今度またバスなりで来て、歩いて散策する必要がある。やはり冬場がいいだろうか。

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 どういう意思決定があったのかはいまいち覚えていないが、この後三条の奥の方に向かった。情報収集のついでに立ち寄った道の駅に博物館が併設されており、西遊記の登場人物をかたどった噴水などがあった。開いていなかったので詳細はよくわからなかったのだが、中文学者だろうか。調べたところ、大漢和辞典を編纂した諸橋轍次氏の生家に作ったらしい。道の駅で情報収集した結果、これ以上見る場所はないということで戻って五泉方面に進んだ。確かここで運転を交代した記憶がある。

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 五泉では村松公園で桜を見た。ここも天気はいまいちだったが、本数が非常に多くきれいであった。15時になったので皐月賞(確か)をラジオで聞いたが、圧倒的一番人気のコントレイルが負けていた(勝ったのはレイパパレ)。公園の横になぜか鹿苑がありヤクシカがいっぱいいたのだが、エサの食いすぎで太っていたので一番太っているやつをコントレイルと名付けた(負けたコントレイルが馬体重+16kgだったため)。また、早出川を眺めてこの上流にガンガラシバナがあるのかとなんとなく考えるなどした。

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 この先寝ていたが、叩き起こされたら温泉にいた。五頭温泉の一角をなす村杉温泉らしい。公衆浴場より安かったので旅館の風呂に入ったが、換気が微妙でいまいちだった。その後、この前行ったとこの月岡温泉にも寄ったが、風呂は入ったところなので飲泉だけして去った。

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 そろそろ折り返すかということになり、山形に向かうことになった。もはやどこをどう走ったか一切記憶がないのだが、いつの間にか県境を越えて赤湯付近のラーメン屋で晩飯にした。大盛にしたらやたら量が多かった記憶がある。山形のラーメンはそれ自体が著名な文化であって、別に醤油がとか塩がとかそういう統一性はないらしい。

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 南下して、会津若松に向かう。道中、喜多方のあたりにある基準水準点に寄ってもらったが、墓の中にあって非常に不気味だった。夜なので車も入れず、明かりもなかったため探すのにやや苦労した。さらに市街地で枝垂桜を見た記憶がある。なぜか蒸気機関車が横にいた。写真はない。

 さらに会津若松に進み、適当なところに駐車して鶴ヶ城を散歩した。地味に何回も前を通ったことはあるのに入るのは初めてだった。立派な城である。桜もきれいだった。

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 ここから再び自分が運転した。全員寝てしまったので向かう先も特に決まらなかった。完全に全てを自分に委ねられたので、会津鉄道沿いに南下してルートの確認ついでに駅メモの新駅を回収しつつ、日光に向かった。が、どう考えても東照宮は入れないだろうと思ったので中禅寺湖に進んだ。ドライブウェイに入ってしばらくすると気温表示が0℃になっており、一方通行で戻ることもできないので非常に恐怖であった(路面が乾燥していたので大丈夫だろうとは思っていたが)。二荒山神社で寝ている二人を起こし、しばし観光する。華厳の滝は白い筋のようななにかが見えるだけで、音だけの世界になっていた。普段沢登りをやらない人からすれば新鮮な体験のように思われる。これが普段の沢ならむしろ不安を掻き立てられるのだが。やはり安全な場所にいると感じ方も違うものである。

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 今後の方針について検討した結果、草津温泉に行くことになった。ここで運転を交代し、しばし睡眠。起こされたら丸美屋自販機コーナーだった。もう夜は明けており、ここでトーストを食べた。よく考えたらトースト自販機は初めてだった気がする。

 なおも前進して道中赤城南面の桜並木を素通りしたりしつつ、9時くらいにようやく草津温泉に着いた。適当な場所に車を置いて、乞食なので無料の市民向け温泉に入った。いや、体験の質からしてこういう場所に行くべきではある。とにかく、酸性が強くかつ熱い温泉なので一気に目が覚めた記憶がある。湯畑やビジターセンターなど見て回り、もう一か所別の無料温泉に入って撤退した。この辺りでsに帰らなければならない用事が噴出したため、急ぎ足になる。そのため、kは途中にあったジェラート食べ放題の店(時間の都合でスルーした)に対して今回は見逃してやる的なことを言っていた記憶がある。

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 万座から裏浅間、鹿教湯を抜けて松本に出た。裏浅間は北海道のような景色で非常に良かった記憶がある。謎の店で昼を食べてから塩尻駅でパージされた。目の前で電車が行ったところだったため1時間半待ちになったのだが、よく考えれば塩尻ではなく昼飯を食べた店で降ろしてもらっていれば間に合っていた電車であったので後悔した。適当に町を歩いて市立図書館(きれいだった)で時間を潰してから、在来線で帰宅した。

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 久々に長距離を運転して、かなり満たされた。この手のひたすら移動するドライブはなかなか一緒にやってくれる人もいないので、貴重である。運転はやはり夜が良い。ひねくれているかもしれないが、3時、4時などの全員寝静まった中でひとり粛々と対向車すらほとんどいない道を進み続けるのが最も楽しい。願わくばこれからも定期的にやりたいものである(実は5月にもやるのだが、それは置いといて)。

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三つ峠

 大学の知人であるn,mと三つ峠に登ってきた。過去の記録で言うなら、昨年鳳凰三山に登った時のメンバーになる。本当はiも来る予定だったが、いろいろあって来なかった。自分は直接向かう方が楽なので、終電で大月まで出て拾ってもらった。登山口で若干仮眠したようなしなかったような記憶がある。

 登山自体は簡単で特に言うほどのことはない。眺望の方は富士山こそ雲がかかって怪しかったが、北アなど全体的に見ればよい。2つ隣のピークにあるXバンドレーダでも見に行こうと思ったが、めんどくさいのでやめた。山頂が3つなら峠は2つのはずなのだが、どうして三つ峠なのだろうか(三つドッケがなまったなどの説があるらしい)。下山時に少し膝の違和感があり、当時は何とも思わなかったのだが、以後症状がやや重くなることになる。

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 下山後に神社があり桜祭り的なのをやっていたので寄ってみたら下山ルート候補として考えていたもう一つの場所だったので若干損をした気持ちになった。ふたりはそれぞれ何か食べていたが、自分は碌に金銭感覚が進歩していないので何も食べなかった。その後吉田うどんを食うが、11月に食った店よりも良かった。

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 mに電車で車の回収に行ってもらい、再合流してから葭池温泉に行った。どこの温泉にするかについては結構なんやかんやあったのだが、結果的に正解だったと思う。空いていて(というか男湯は自分たちだけだった)かつ休憩所が広いしで非常に良かった。特に空いているというのは休日の観光地においては非常に重要である。

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 その後、適当な場所で夕陽を見たりほうとうを食うなどしてから南下した。行く場所については車を三島で返す必要があり、成り行きで伊豆になった(合意はなかったかもしれない)。ちょうど開通したばかりの須走道路を抜けて、西伊豆へ。土肥の足湯まで来てだらだらしつつ、これからどうすんねんという話になる。結局、朝まで仮眠してから海岸をドライブして帰ることに。展望台で周囲の目を気にせず店で買った干物を焼いて朝食にし、ドライブしてさわやかで昼飯を食って帰った。あと函南温泉にも行ったか。やたら山奥だったが良い温泉だった記憶がある。別れてから一人で三島を散歩して帰ったが、やはり非常に良い場所である。将来は水の町に住みたいという思いが少しある。

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○オリエン

 社の知人に誘われたので、スタンプラリーRTAことオリエンテーリングの体験会に参加した。実は大学1回生の時にオリエン部の新歓に参加したことがあるため初体験ですらないのだが、まあまあ楽しめた。基本的に簡単なのだが、山の地形図と比べて圧倒的に地図の情報量が多いので面食らってしまった。簡単だったとは言ったが、縮尺があまりに大きいのでまさかこんなに近くないだろうと思って道を間違えるなどもしている。山と比べるとやや体験の質は低いが、もう少し難しかったり長かったりすれば印象も変わるだろうか。特に冬場などもっと手を出しても良いかもしれない。終わった後駅の近くの中華料理屋っぽいところに行ったらやたら本格的な台湾茶や点心などが出てきてびっくりした。

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 コースが短く歯ごたえがなかったので、終わった後飯能に行って天覧山に登ってきた。といっても、登るというほどでもなかったが…。山というほどの場所ではなかった。ヤマノススメ聖地ということで名前だけ知っているという感じである。下山時に本格的に膝が痛くなり、三つ峠で感じた違和感が本格的に今後問題になりそうなことに今更気付く。下山後にタイムズマートにも行ったが、いつの間にか移転してただの等身大パネルがたくさん置いてあるアイス屋になっていてショックだった。コーンが普通のやつとここなちゃんが食べたやつデザインの2種類あり、後者の方が小さいのに50円高く設定されており、その阿漕さには涙が出る(当然普通のコーンにした)。飯能の街自体は意外と歴史があって雰囲気も良い。ここまで来るともはや駅前以外は郊外の感じも薄れてくるようだ。

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 その他、今月は祖母が亡くなるなどした。幸いやや平和な時期だったこともあって葬式には参列できた。自分が死ぬときに特にどうしてほしいとかいうのはないが、一般的な火葬というやつは焼く前にいっぱい花を入れてくれたりするのでちょっといいなとは思った。花からしたら迷惑でしかないだろうが…。もっとも、自分はもう死んでいるので何も感じないのだろうが。当然、自分が死んだらそうしてほしいというわけでもなく、それについては煮るなり焼くなり好きにしてくれとしか思わない。

 

 2021年度も生活をやるのを目標にする。