焚き付け

主に日記を書く

満ち潮の湾奥

 年末。師走とは言うが、師は1年のうち11か月はのんびり生活できるという事実がうらやましい。いや、忙しいそぶりを見せないように生きるのがうまいだけという可能性もあるが。少しずつ追いついてきているが、いまだひと月以上の遅れなので手短にイベントをまとめよう。

 

 

○伊勢崎

 伊勢崎のヨーカドーが2月中にも閉店するという情報が流れてきた。ヨーカドー自体はまあそこまで重要でもないのだが、重要なのはここに国内残り3店舗のサンテオレのうち1店がはいっているということだ。残り2店は10月だったかの日記でも書いた東金イオンにあり、もう1店舗は横浜にあるのだがこれはなんか別コンセプトの店という感じだ。そんなわけなので、さっさと行かねばならない。

 せっかくの18きっぷシーズンなのだが、今回は東武で行くことにした。理由はそっちのほうが安上がりでかつ乗ったこともないからだ。東武には結構安いフリーパスがあり、今回はそれを使った。伊勢崎、桐生、太田周辺が3日有効でフリー区間までの往復がセットで大宮からだと2000円ちょっとということで、1日でも元を取れる。

 6時ごろに起きて出発。大宮で切符を買おうとしたら売り場をたらいまわしにされたが、何とか間に合う。野田線はそこそこの客入りだが、やはり大宮止まりなのが惜しい。こいつが東上線とつながってくれれば便利なのだが…(大師線は繋げる予定があったらしい)。春日部で乗り換えて一気に館林へ。ここまで来ると予想以上に田舎の雰囲気だ。ここからさらに太田で乗り換えて、新伊勢崎で下車した。

 まずは駅前にあるローソンへ。ここはかつてのセーブオンなのだが、この店舗と前橋南インターの2店舗だけはダブルネーム店となっていて、セーブオンのロゴを今も見ることができるほか焼きまんじゅうの店が入っている。…とのことだったが、焼き饅頭屋は閉店していた。この分だと、ダブルネーム店自体が今後怪しいかもしれない。

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 続いてすぐ向かいのベイシアへ。そういえばセーブオンを展開していたのもベイシアだ。宇宙船のような独特な外装をしている。ここのイートインで小さいソフトクリームが50円だか100円だかで食べられる。上の階にはゲーセンもあったりとしっかりした店舗だ。全体的に割引品も多く、非常に良い店だった。

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 大通りに面して異様な雰囲気のある赤線を通ったり神社に寄るなどしつつ伊勢崎に向かう。途中にあった相川考古館というところになんとなく寄ってみたのだが、ここは非常に良かった。昔の商家を改装した資料館ライクなところなのだが、なぜか重文の埴輪が4体あった。また案内してくれた人が非常に丁寧に解説してくれたほか、貝合わせやら投扇興やらをやらせてもらえたのでかなりの時間をつぶすことができた。

 

 1時間以上滞在してから、ようやく目的のヨーカドーへ。そこそこにぎわっている印象だったが、やはり経営は苦しかったのだろうか。サンテオレでセールのコロッケバーガーのセットを食す。うまい。セットでシェイクが選べるのは本当に優れている。2月で閉店するわけだが、これで残りは東金と日本大通りのちょっと違う店だけだ。明らかにコスパではハンバーガーチェーン最強だと思うのだが、悲しい。

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 時間もあることなので、駅の北にある華蔵寺公園に向かうことにする。途中の駄菓子屋で伊勢崎もんじゃが食べられるという話なので寄ってみたが、残念ながらコロナ対策で店内飲食不可であった。なんでも伊勢崎は感染者が県内でも特に多いらしい。代わりにたませんを焼いてもらって食べた。この店はなかなか良かったので、再訪問したい。

 華蔵寺公園は地方の遊園地という感じで、こじんまりしていて非常に良い。入場は無料なうえ1回券の値段も安いので、人と来る機会があればアトラクションにも乗ってみたいところだ。こういうちょっとした非日常の空間は散歩しているだけで楽しい。

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 伊勢崎でやることはなくなったので、ベイシアで買い物してから太田に移動した。駅の近くにあるサルーンというビリヤード場にあるピンボールをやるが、いまいちルールがよくわからなかった(windowsのあれとは若干違う)。ここはハードダーツもできる上に全体的な価格も安かった。駅の裏側のドンキも行こうと思っていたが、めんどくさかったのでやめた。

 この後大泉に向かい、ブラジルスーパーを物色して適当に買い物したのち、ペルー料理屋でよくわからん肉を焼いたもの(うまかったがやたら量が多かった)を食って帰宅した。

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 そこそこ回れた気はしているが、行けていない場所もかなり残っている。北関東は意外と安く行けるので、もう少し見て回りたいところ。

 

○帰省

 年末で帰って来いと言われたので帰省したのだが、時間に余裕があったのでゆったり寄り道して帰った。

 

 25日が確か金曜日で、週明けは有休を取ったので年始と合わせてだいたい10連休くらい。と言っても年始は実家なので、動けるのは年が変わるまでの6日間だ。

 

 26日。この日は午前中に起床して大掃除をした。いい感じに片が付いたのが17時ごろ、ちょうど新潟行きの終電の手前だったので、特に何も考えずに18きっぷで新潟に向かった。

 水上に着いた頃にはあたりは一面真っ白だった。川端康成はこの辺りで寝ていて外を見ていなかったため新潟に入った途端大雪だと勘違いしたのでろう(いや、本当は文学的な修辞に過ぎないと思うが)。手前の亀田で降りて、ラムーに寄り快活泊。亀田の快活は確か2回目だが、こんなに遠かったっけという印象がある(そしてラムーはまだなかった)。雨が結構降っていたのだが、これも前回もそうだった気がする。

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 27日。せっかくだし温泉にでも泊まるかと思い、月岡温泉の宿を取った。アクセス的には瀬見温泉かここかという感じだったが、この後西に向かうことを考慮して月岡にした。

 18きっぷで北陸に出てしまうと決まって困るのが金沢から糸魚川の三セク区間だが、今回は新幹線で通過することにした。理由はふたつあり、ひとつは金銭的な問題、もう一つは上越高田にまだ行ったことがなかったので観光したかったからだ。さらに合理化策として、これと特急に乗れる越後ツーデイを組み合わせて適当なところから特急で移動することで上越妙高までの余分な時間を圧縮しつつ乗り継ぎ割を適用させるという方針にした。

 さっそく亀田の駅で越後ツーデイを買おうとしたのだが、なぜか券売機で発券できない。駅員に聞いてみると今日は使えないとのことで、んなわけないだろと文句を言うとようやく調べて発見してくれることになったが、時間がやけにかかってそうこうしているうちに電車が来てしまった。間に合わないので降りる駅で買ってもよいかと聞いてみるといいというので、そのまま入れてもらって何とか間に合いはした。

 新津で乗り換えて向かった先は新発田。ここの改札で訳を話して購入を試みる。駅員は結構きつい人で、こっちが詳しく説明してさらに亀田の駅にも連絡を取って(亀田で応対した人はもう退勤していたのでさらに話がややこしくなった)、亀田のシステムでツーデイが買えなくなっていることを確認したのちにようやく発券してくれた。その後券売機で買えと言われ買えたら買っとるわと言うとまた亀田に確認が入り、こちらも亀田の券売機のシステム設計ミスだったことが発覚。新発田の駅員に罪はないのだが、やたら高圧的な物言いだったのでかなりイラっとした。

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新発田名物ハードオフの看板

 

 駅を降りて、近くにあった庭園に行く。清水園とかいうところで、庭園自体はそこそこだったが、資料館も併設されていたので1時間以上は滞在した。総合してみるとなかなか良かったと思う。その後近くにあった魚屋でから寿司というおからに魚を乗っけた寿司を買った。当地ではお茶請けとして出されるらしいが、確かにそんな感じの味だ。意外と合う。

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 シンガポール食堂でオッチャホイとかいう謎の麺類を食した。この店独自の商品らしいが、割と有名らしい。ラーメン型と焼きそば型がありラーメン型を頼んだのだが、どうも周りの客を見る限り焼きそば型の方が有名なようだ。店の名前の通り、なんとなく東南アジア風の味付けを感じるのだが、何によるものなのかはよくわからなかった。

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 上に写真を貼ったが、新発田は我々貧民の救世主ことハードオフの本拠地がある街である。ということで、西新発田にある本社に行ってきた。本社はロードサイドにありまあまあ遠い。途中の原信でアイスを買ったりしつつ向かう。ルレクチェのアイスだったが再現度が高く、高評価。新潟地場スーパーがルレクチェのアイスを出しているだけで素晴らしいのだが、それでこのクオリティはかなりのものだ。

 やはり車社会だけあり、国道に出ると一気に発展度が増す。ハードオフ本社はちょうど7号線から新発田市街への入口のあたりにあり、すぐ近くにはハードオフはもちろんのこと、オフハウスやガレージオフ、ホビーオフ、ブックオフも集積しており、さすが本社の貫禄。なんなら本社が一番目立っていないのが面白かった。他にも三越のギフトショップがあったりと、産業の集積度で言うと完全に地域の中心だ。あとはコートダジュール居抜きっぽいまねきねこがあるなと思ったらすぐそばに本物のコートダジュールがあったり。予想以上に面白い場所だった。

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 次の電車の時間まで西新発田のイオンで時間をつぶす。新しそうだったが、2005年にイオンとしてオープンしたとのこと。電車に乗って金塚へ。久々に基準水準点(基63)を回収する。近隣住民が定期的に掃除しているのだろう、非常に保存状態が良かった。これで訪問箇所は確か5か所目とかだろうか。結構忘れがちな上に人といるときにはいこうと主張しないので、近くを通りがかるだけというのが非常に多く、回収が遅々として進まない。

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 この後、豊栄に移動してバスで月岡温泉へ。直通のシャトルバスなので、実際の最寄り駅である月岡は通過する。月岡から歩けないこともないのだが、雪が積もっていたら嫌なのでやめておいた。本当は期間限定の新潟からの無料バスに乗りたかったのだが、時間の都合で間に合わなかった。

 ほとんど何もない道をしばらく走ると急に温泉街が現れる。バスを降りてチェックインしてから散歩に出るが、なんとなく現代的な温泉街という印象だ。若年層の客も多く温泉街はにぎわっていて、比較的成功している温泉地と言っていいだろう。店もそんなにないのだが、コンセプトを統一することで雰囲気を出し、イメージを良くしている(店の数が少ないのでオーバーユース気味という問題もある)。あとはイルミネーション的なのをやったりとか。まあそんなわけで、商業的に成功していそうだが自分の好みではないというのが結論だ。

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 今回の宿はなぜか自家源泉だったので(ほとんど同じなのだが)、せっかくなので公衆浴場にも入った。お湯の色がきれいだったが、ここも人が多めだったので印象はあまり良くない。やはり飾り気のない単純泉だろうが、立地と密度の少なさの方が自分にとっては大事だ。

 夕食をどこかで食べないといけないのだが、付近に選択肢がほとんど飲み屋しかないので仕方なしに寿司屋に入った。地域クーポンを使ったので実質的な消費はそんなになのだが、若干負けた気分。ネタは地物で珍しいものも多く美味かったのだが、シャリに酢があまり効いていなかったのが残念。

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 宿に戻って宿の風炉にも4回くらい入る。広いし無人だったので結局こっちのほうが良い。翌日以降の旅程を考えつつ就寝。

 

 28日。起きてとりあえず風呂に入る。それからもう一度散歩に出た。月岡の温泉水は日本一まずいなどと言われるので飲泉場で飲んでみたが、確かにまずいが日本一を名乗るほどだろうかとは思った。口に含んでいる間は何とも思わないが、喉を過ぎた後のえぐみがかなりあるといった感じ。

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 いったん宿に戻ってだめ押しの風呂に入り、チェックアウトしてからバス待ちの時間で近くのカリオンパークに行く。ずっとカオリンパークだと勘違いしていてこの辺で採掘でもしていたのかと思っていたのだが、行ってみるとでかいカリヨンが置いてあったことから勘違いに気付く。恋人の聖地らしいがボロボロで当然カップルはいなかった。が、見晴らしがよいので場所自体はいいところ。これを機に恋人の聖地について真面目に調べたのだが、結構ちゃんとした理念をもって運動をやっているのだと知る。あと公式サイトにいろんな場所のクーポンがあるので覚えておくとよい。

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 朝飯代わりに店でスムージーを買って、バスで再び豊栄へ。一旦新潟に出て、時間つぶしのために付近の清水フードセンターとイオン、ウオロクを巡った。ここで初めてみかづきナポリタンを食する。ナポリタンと言うか、スーパーの焼きそばの味だった。イオンはいずれもSM形態だったのだが、住み分けが良くわかっていない。イオンエクスプレスとかもそうだが、地域によって方式が違うので非常にややこしい。

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 駅に戻り、上越妙高までのしらゆきと金沢までのはくたかの自由席券を購入するする。降りるのは高田だが、上越妙高まで買うことで乗り継ぎ割を適用させるのがミソだ。残った時間で新潟駅名物半分地下に埋もれたセブンイレブンを見てそばのラーメン屋で昼を食べてから乗車。おそらく5年ぶりとかの在来線特急だ。その前最後に乗ったのも札幌岩見沢(在来線だと宗谷本線の接続が間に合わなかった)なので、これを除けばおそらく幼稚園ぶりとかだろう。やはり速いし快適だ。

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 2時間くらい乗って、高田で下車。晴れていて空気がきれいだ。内陸かつ佐渡バリアの範囲外だからだろうか、新潟より圧倒的に雪が多い。とりあえずは高田城に行く。2重の堀が非常に立派だが、造り自体は簡素という印象だ。これがかつての上杉のお膝元と言うにはあまりに小さな城だが、実際江戸時代はなんやかんやで石高がどんどん下がって大変だったらしい。

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 ナルスに寄ってから駅の方に戻り、雁木の散策をする。残っている範囲が思った以上に多く、すべては回りきれなかった。こうやって冬に訪問するとそのありがたみや雰囲気の良さがわかる。いずれ栃尾も訪問したいところだ。

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 あたりが真っ暗になって散策もろくにできなくなったので、駅に戻って上越妙高へ。これで越後ツーデイはお役御免だ。上越妙高の駅はわけが分からんくらい立派だった。

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 ここからはくたかで富山をすっ飛ばして一気に金沢へ。ここからは在来で野々市に向かい、閉店間際のチャンカレに駆け込んで晩飯を食べてから御経塚サティへ。ここは確か5月か6月に閉店が決まっている。やはり白山イオンの影響だろう。SMに近い松任店ではなくRSCの御経塚というのも納得だ。イオンシネマが完全にワーナーマイカルの雰囲気で、ちょっと感動してしまった。この店が無くなるのは惜しい。

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 ここからいつもの以前泊まった快活までのんびり歩き、向かいのアプレシオも謎のキャンペーンをやっていたのでどちらにするか悩んだものの結局快活にしてこの日は就寝。

 

 29日。起きてまずは満天の湯リベンジに向かう(前回は時間の都合上の素通りだが)。この日は白山の湯であった。朝風呂が安いのはやはり魅力的で、7時にもかかわらず中は割とにぎわっていた。特に急ぐ要素もないのでのんびり休憩室で新聞を眺めたりしてから退出。

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 ここから前回と同じルートで白山イオン予定地へ。外観がだいぶ完成していた。実際に見えてくるとかなり大きいということが伝わってくる。年末の朝だが何台もの重機が動いていて、建設は急ピッチで進められているようだ。結局規模は新小松以上高岡未満のようだが、インターすぐそばという立地の良さでどこまで遠方から集客できるだろうか。この辺りは店舗構成次第だろうが、楽しみだ。個人的にはOM形態にして小矢部と真っ向勝負してほしかったのだが…。

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 前回は道なりに徳光まで向かったので、今回は遠回りしてもう少し南の方から歩いて行った。この辺りは古くからある町並みを松任駅の市街地が侵食してきていて、市街地の端なので当然農地も多く、さらにインターが近いから工場もあってと非常に複雑な構造をしている印象だ。

 

 しばらく歩いて徳光へ。今回は時間があるので、前回行けなかった横の公園にも行ってみる。謎の船の遊具(入れない)と謎のジャングルジムみたいなやつがある以外は広場だった。景色がよさそうだったのでジャングルジム的なのに登ってみるが、てっぺんは思った以上に怖かったのでさっさと写真だけ撮って撤退した。なお景色は普通だった。

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 例によって8番ラーメンを2階で食べる。幸い看板もまだ残っていたし、謎の体操CMも垂れ流されていた。その後海に出て砂浜で文字でも書こうと思ったが、冬場で波も高いので一瞬で消えてしまった。これが冬の日本海。よく考えると、しっかり見たことはなかった気がする。ここの天気自体は良いが、やはり冬型なので波は高い。

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 いい感じに時間も潰せたのでCCZ温泉にでも入ろうかと思い向かってみると、目の前にタイミング良くめぐーるが停まっていた。あまりにタイミングが良かったのでそのまま乗り込んでしまう。これでまた積み残しが…。白山イオンが開業したらまた来よう。いつのまにか寝落ちていて松任駅に着いていた。

 ここから再び18きっぷを利用。とりあえずCCZ滞在が無くなった分時間が余ったので、まずはすぐ近くの美川で降りた。ここを選んだ理由は町割りが何となく古そうなのと、手取川の河口があるからである。歩いてみるとやはり古くからの街という印象だ。開いていなかったが博物館があり、どうもここにかつて一時的に県庁が置かれていたらしい。廃藩置県のころの行政はよく分からん。なぜか神社に几号水準点があったりもした。

 港に出てみるが、かなりさびれていた。船の数もあまり多くなく、漁港にしてもかなり小さいという印象だ。近くに商店自体は結構多いのだが…。やはりこの辺りは砂浜で遠浅だからか、港は河口の中に立地していた。その後町の方を散歩してから駅に戻った。手取フィッシュランドと合わせてもう一度くらいは訪問したい。

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 続いて福井で下車。久々にオレボに寄ろうと思ったからだ。オレボは基本的に駅の近くに店舗がないから毎回スルーしがちなのだが、今回は乗ったことのないえちぜん鉄道福井鉄道に乗るのも兼ねての久々の訪問となった。

 まずは三国線に乗って田原町で下車。乗客はまばらだが、まあこんなもんかというところ。降りてすぐの場所にフェニックス(コンベンションセンター?)があり、目の前がオレボフェニックス店になっている。せっかくなので店内イートインでソースカツを食べた。ここまで来るともはやコンビニの枠を超えている気もする。むしろ、これがコンビニならおべんとうのヒライも当然コンビニである。

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 続いて福井鉄道で今度はベル前へ。福井駅に戻っても良かったのだが、通過だったのでベル前まで行くことにした。目的はもちろんベルで、アルプラザが核のでかいショッピングセンターである。ここの滞在時間はあまりとれなかったが、中は非常に賑わっていた。イオン無し県の誇りが感じられる。

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 乗り過ごすと新快速の接続が悪くなる問題のため、急いで花堂へ。ここからは一路京都へ出るだけだ。実家に帰っても良かったのだが、翌日の予定がかなり不明瞭だったため一旦京都ストップとした。到着すると、ああ京都だなという実感がある。

 コロナと当局のせいで部室が使用できないので、友人の家に泊めてもらった。ここで2話までしか見ていなかったアサリリを強制視聴させられつつ寝た。

 

 

 30日。京都で発生する予定は消滅したので、広島に向かうことにした。実家に帰っても良かったのだが、掃除させられるだけで何もいいことがなさそうなのでやめておいた。昼前に出て、途中下車もせずひたすら西に向かうだけ。

 21時ごろに広島に着いた。ここから市電で宇品に向かう。まずは半田屋へ。大森杏子コラボのカツカレーラーメンを食べた。いかにも頭の悪そうな料理だが、うまい。名刺の配布は行っていなかったようだ。

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 余った時間でスーパーでも巡ろうということで、まだ空いていた宇品ディオ、宇品イオン、みゆきイオンとそれぞれ巡った。ディオはやはりラムーと比べると見劣りする。宇品イオンは特に感想無し、みゆきイオンは改装されているが二条店のような雰囲気だった。このあたり、ゆめタウンも2店あるし商業施設が多すぎると思うのだが。

 その後コミックバスターで寝たが、今まで見たことのない古さのネカフェだった。いまだにブラウン管のモニタを使用しているのにはさすがにビビった。ドリンクも微妙だしひどい店舗だったが、ここまで来ると逆に行く価値がある。

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 31日。今年最後の朝日を離島で迎えたいという思いがあり、始発のフェリーで似島に行くことにした。宇品に宿を取ったのもそのためだったのだが、朝起きて電停に行くと目の前で市電が行ってしまった。年末ダイヤで若干ずれていたらしい。おかげでフェリーに間に合わなくなってしまった。1時間特にやることもなく過ごし、次のフェリーで似島に向かう。ちょうど船中で日が出た。

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 15分かそこらで島に着いて、とりあえず見えている山に登ることにした。こちらも所要時間15分ほどだっただろうか。360度の展望ではなかったが、頂上からは広島、今治、宮島など近くの島々が見える。中国山地は雪が積もっているようだ。平地も雪かもという予報であったが、そこまでは大丈夫そうだった。海も近くてやはり離島の山は良い。昨日宇品イオンで買ったはるかを食べたが、バナナのような匂いとやたら甘い味が印象的だった。

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 登ってきた方向と対岸に降りる。降り口には似島学園というのがあり、学園自体は社会福祉法人なのだがその中にある小中学校は公立という変な構造になっている。島の中心から離れた島の先端にあり、すぐ近くには学校桟橋があって一部のフェリーが立ち寄るようだ。近くには戦時中の弾薬庫なんかもあったりして、創作の舞台のような立地だ。

 南北に長い似島は北と南が山になっており、南北の海岸沿いとその間の峠が東西の連絡路になっている。時間もあまりないので峠から港に戻り、少しだけ町を散歩してから船で宇品に戻った。

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 ここから広電で一気に己斐へ、さらに乗り継いで高須に出る。ここにはおそらく本土で唯一と思われるRICがあるのだが、残念ながら休みであった。ひょっとするともう閉業しているかもしれない。また、この近くにビフレというスーパーがあり、明らかに秋田のビフレと同じロゴなのだが関係が謎で、ここも行きたかったのだが時間の都合でスルーになった。

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 急いで己斐に戻り、バスでTHE OUTLET HIROSHIMAに向かう。THE OUTLETはイオンが展開するアウトレットモールなのだが、まだ広島のこの店舗しかない。OMでは三井に大きく水をあけられているイオンだが、ようやく本腰を入れ始めたらしい。スペースワールド跡地が2店舗目になる予定である。

 この店の開業も2018年で非常に新しい。山の中に突如として現れる巨大なモールは威圧感がある。アウトレット自体にあまり興味はないのでここはスルーするが、ここはフードコートが異様に広く、また中にスケートリンクを含むスポッチャみたいな施設もあったりして、非常に力の入った造りになっている。これが近年の流行であるところの時間消費型というやつか。なんとなく、白山イオンの青写真を見たような気分だ。これはおもしろい。なお現在も拡張が続いており、来年には新エリアがオープンする予定だ。

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 一通り眺めてから、広域公園まで歩くことにする。完全に山の中なのだが片側2車線の非常にしっかりとした道路が通っており、周囲も宅地が造成されている。いかにも広島の風景なのだが、防災の観点からみるといかがなものかといつも思う。土地がないというのはその通りなのだが…。

 広域公園からアストラムラインに乗り、毘沙門台で下車。ここで残るもう一店の半田屋、毘沙門店で昼食にした。これで広島の半田屋はすべて訪問だ。

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 ここから大町まで歩いて、可部線で広島に戻る。さらに乗り換えて次の天神川で降りてイオンモール広島府中に行く。かつてのダイヤモンドシティソレイユで、中国地方最大級の商業施設だ。ここのフードコートのMOSDO!があり、今回広島を選んだ最大の目的の一つである。

 モスドは名前の通りモスバーガーミスタードーナツのコラボ店舗なのだが、残すはもうここだけになってしまった。なんとも夢のようなコラボ店舗なのだが、実態は同じテナント内にミスドとモスが別々にやっているような感じであった。そのせいか、店員がやたら多い。客の目を引く以外に一緒にやるメリットを一切享受できていない。もう店舗がここしか残っていないからこうなっただけなのかもしれないが、これでは厳しいだろうというのが正直な感想だ。非常にポテンシャルはあるのに、もったいない。せっかく来たので帰りに食べる用にバーガーとドーナツのセットを購入した。

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 ここから一気に関西に戻り、23時ごろに実家に帰った。その後気付いたら年が変わっていた。

 この後まだ年始が続くが、これは1月の日記で。

 

 

 ついに2か月半遅れになってしまった。労働の方も忙しいのでなかなか時間が取れない。記憶が消え去る前にどうにか追いつきたいのだが…。