焚き付け

主に日記を書く

バーゲンセール

 先に徳光の記録を書こうとしていたため、11月の日記の更新が完全に滞ってしまった。後編まで書いていたらいつになるか分かったものではないので,先に1ヶ月まとめて書く。最近では珍しく活動の多かった月なのでまとめるのは少し癪だが、いまさら分けるのもアホらしい。比較的大きなイベントだけ書く。

 

 今月は主に研究が忙しかった。なぜか外部で発表することが3度もあり、3回全て発表内容が違うというひどい話でそのために時間を割くことになった。文章だとかスライドにまとめるのは苦手だ。言葉と違って文字は簡単には消えてくれないので、乱雑なことができない。ましてや論文などともなるとひたすらリファレンスをつけて正しさを積み上げる作業が必要だが。自分はこの作業が一番苦手だ。もちろん必要なのはわかっているが。逆に、ここに文章を書くときは参考資料以上のものはできるだけ付けないようにしている。こんなところでまで自分の文章に正しさを示したくないのだ。焚き付けに使う紙なんて所詮は殴り書きのメモでよい。

 話が逸れたが外部発表だ。それぞれ鹿児島、岐阜、台湾であった。一応ひとつづつ簡単にまとめておく。

 まず、鹿児島は発表というより説明みたいなものだった。他大学の研究成果を使わせてもらいたいということで、そのための打ち合わせである。これは別にどうということもないのだが、こちらの研究の方が下流にあたるためこちら側は向こうの研究成果を使えてもこちらの研究は向こうには特に価値がないものであり、特に興味も持たれない内容を説明することになり苦痛であった。おまけにスライドを多めに準備したぶん説明も長くなり、誰も得をしなかった。悲しい。その後は帰るまで暇になったので鴨池のイオンに行った。それ以外の点でも全体的にミスの多い回であった。あまり関係がないが空港の町の5時の時報が「夕焼け小焼け」だったのだが、音源がおそらく竹富町と同じ新音源だったので非常に懐かしい気持ちになった。夕焼け小焼けを時報にしている自治体は多いが、新音源はアウトロがくっついているのが特徴だ。ちなみに旧音源はアウトロの代わりに「からすといっしょにかえりましょ」が2度繰り返される。

f:id:snwchkrn:20191204203912j:plain

もうすぐ建て替えになる鹿児島駅前電停

f:id:snwchkrn:20191204204032j:plain

アイショップもだいぶ数が減ってきた

 岐阜のやつは鹿児島から帰ってきた2日後にあった学会主催の研究集会で、自分はなぜか前置きもなく教授により発表をぶち込まれていた。が、こちらは比較的穏やかに終了。飯が近くの旅館だったのだが、バカ高い割には大したことがなく残念。その後なぜか囲炉裏で大量の飛騨牛が焼かれており若いのが食えと大量に食べさせられたため、もう飛騨牛は一生食わなくても良いと思った。外国産の赤身95%くらいの肉が一番うまいと思う。いや一番うまいのは鶏モモだが。

f:id:snwchkrn:20191204204201j:plain

冠雪が始まっていた

 最後の台湾は半は拉致されるように連れて行かれた。台湾に興味があるかと聞かれてあると答えたらそのまま発表をぶち込まれた感じである。こちらはうちの研究科と向こうの機関との年1ワークショップらしい。この発表は非常にめちゃくちゃなことになり、さらに相手の質問が何も聞き取れず教員ヘルプが発生するという恥を晒すだけでなく上塗りまでしてしまうという暗澹たる結末であった。質問者が後でフォローしに来てくれたが、こちらの英語力が問題だとは気付いていなかったようでより悲しい気分になる。自分の発表のカスさは別にしてこのワークショップはやけに金がかかっており、空港から宿まで個別に送迎が付いていた上に飯もやたら高級であり、知っている中華高級食材の半分くらいが出てきた。が、結局自分で適当にその辺の店で安いものを買って食う方が楽しい。台湾の飯は異様に安いので、気軽に買えるのが良い。夜市で臭豆腐を買ってみたが、臭いが異常なのに味は普通の厚揚げと変わらなくて何のためにやっているのか理解が及ばなかった。実はひとりで海外に行くのは初めてだったのだが、今回は自由に動けた時間はほとんどなくて実質国内旅行みたいなもんだった。台湾は安い飛行機を掴めば物価安も相まって国内並みの価格で旅行できるので、今後もアリかもしれない。

f:id:snwchkrn:20191204204235j:plain

とりあえず変なものを食っておけば楽しい気分になれる

f:id:snwchkrn:20191204204333j:plain

付き合いで登った台北101,登るのに2000円くらいした

 以上3回だったが、全体的には低調であった。まあしかし研究費でいろいろなところに行けるのは非常にありがたいことなので何も言うことはない。結局まともな研究をやってまともに発表してまともに質問を聞き取ることが全てである。

 

○一通

 月の初めにドライブに行ってきた。うちの部にはドライブの文化があり、その中でも異端な形態として、「国道一通」というものがある。文字通り、国道を端から端まで外れることなくなぞるという碌でもない文化だ。確か5月にもやったのでそれに書いた気がする。

 ことのはじめは前日の飲み会だった。作家をやっている先輩の上梓祝いということで部室で飲み会があり、そこでこの後ドライブに行くという話をしたところ、じゃあ国道一通やれよという話になり,そのまま乗せられて本当にやることになった。当初は広島あたりに行ってのんびりやろうという予定だったので,その流れでとりあえず2号線を一通することにした。

 メンバーは自分を含めて3人,車はヴィッツだ。3人というのは結構重要で,後ろで横になることができる。常に誰かが運転し続けて基本的に睡眠のための時間を取らない我々のスタイルでは,後部座席で横になれるメリットは大きい。もっとも,4人いれば単純にドライバーが増えて楽になるからそれはそれで良いのだが。

 0時20分ごろに起点の梅田新道を通過し,終点の門司は老松公園に到着したのは15時10分だった。所要時間およそ15時間,表定速度で40.2km/hといったところか。関門海峡を渡るのにやたら渋滞した上に料金まで取られるのは非常に腹が立ったが,一通のためには仕方がない。結局,九州に入ってしたことはスーパーでマンハッタンと竹下のアイスを買っただけである。余談だが,入ったスーパーの駐車場がナンバー読み取りの形式だった。駐車券やタラップが上がる方式と比べるとシンプルでよい。

 特に事前に決めていたわけではないが,自然な成り行きとして帰りは9号一通をすることになった。厳密には逆一通だ。国道には始点と終点がある以上向きがあって一通と逆一通は区別されるべきだという話なのだが,僕にはそこまでのこだわりはない。どうせ金がかかるのならと,今度は関門橋を渡って16時45分に終点の下関駅前へ。帰りは温泉に寄ったり鳥取砂丘(真っ暗で何も見えなかった)に寄ったりして,翌朝7時5分に部室に帰ってきた。こちらは表定速度43.4km/h,寄り道を考慮すると夜のほうがだいぶ速い。この日は停電日だったので部室は真っ暗で,暗闇の中窓からの自然光とヘッドライトの明かりで麻雀が行われるという頽廃的な状況であった。さらに余談だが,僕はこの日昼から研究室対抗ソフトボールに駆り出され,1打数無安打であった。さらにその日は懇親会のあと呼び出されて大阪まで釣りに行くことになる(後述)。

 今回ドライバーは3人だったが,せいぜい30時間程度だったおかげで特に疲弊することもなく自然に運転を回すことが出来た。自分はまだやったことがないが,48時間を超えてくるとなかなか厳しそうである。車内ではガルラジを流していたが,やはり運転との相性は非常に良い。布教も出来て一石二鳥である。しかしこれだけの時間運転しても全部聞ききれないという点では,ガルラジも結構長いことやっているなと思わずにはいられない。あとは写真貼っておわりおわり。

f:id:snwchkrn:20191204204442j:plain

老松公園

f:id:snwchkrn:20191204204506j:plain

山口県内9号ロードサイド名物,麺類自販機

f:id:snwchkrn:20191204204548j:plain

走った記録

 

○釣り

 友人がアジングがしたいということで泉大津に行ってきた。竿は家に置いていたため借り物で,今まで釣れたこともないから無理だろうなあと思っていたが案の定釣れなかった。唐突に誘われたため防寒具を持っておらず,それが最も厳しかった。ちなみに友人はその後まともな竿とラインを買ってアジを釣ることに成功したらしい。僕は疑似餌というものを一切信用していないのだが,いい加減まともなラインを買って一匹くらい釣り上げたいと思う。相変わらず自分で食うために釣っているので興味の対象は引きを楽しむ青物よりは根魚やアジに向いており,取り扱いの良い竿も一本くらい買いたい。なお釣れなかったため写真は一枚もない。

 

○壁

 久しぶりにボルダリングに行った。四条の某店だ。なんとなく課題が簡単になった気がする。これまでの印象は店側が設定したグレードよりワンランク難しいという印象だったが,簡単になってようやく適正程度だろうか。そんなわけで前よりもだいぶ登れるようになっていたのだが,それが実力が伸びたからか簡単になったからかはわからない。数ヶ月に一度のペースでしか来ていないのにこんな事を言うのもなんだが,そろそろ4級くらいは登れるようになりたい。まあそのためには通うしかないのだが。また,この日着地をミスって腰が死亡したが,3週間程度でほぼ完治した。

 

○徳光 

 別記事。

 

 年末が近づいている。今年の振り返りなどをするつもりはないが,もはやはじめの頃の記憶は皆無である。おそらくこれからは研究にかなり時間を削ることになる。合間を縫ってどこそこに行きたいとか言う願望はないが,せめて読書などをして研究しかしていないということのないようには生きたいと思う。