焚き付け

主に日記を書く

バディランナー

朝夕が寒くなってきた。今年の秋はいつもより少し長い気がする。

相変わらず落ち着いた日々が続いている。

 

 

 学科の友人ふたりと若狭まで釣りに行った。この日記で釣りの話をするのは確か初回以来だったと思う。あの時は高校の時の友人と徳島まで行ったはずだ。当時の奴らは皆就職で遠くに消えてしまったので以来釣りには行っておらず、今回大学の方で釣りをやろうという話があったので久々に道具を引っ張り出してきたわけである。

 同行者ふたりは共に全くの初心者と言ってよく(自分も初心者だが)、とりあえず何か釣れる方が良いだろうということで漁港でサビキでもやることにした。ある程度釣れたら虫を使ってテトラ周りで根魚でも狙おうという算段だったが、選んだ漁港のテトラが非常に浅くて全く根魚はいなかったので、仕方なく小魚を大量に釣って撤収した。釣果は目算で小アジ100匹程度、スズメダイ的なの5匹程度、チャリコ1匹、メジナっぽいの4匹、アイゴ1匹。駐車料金のことは考えずに場所を変えた方が良かったかもしれない。同行者もやる気があるので、次回はリベンジといきたいところである。釣った魚はラボで調理された。アイゴは初めて釣ったが、評判通り内臓が異常に臭いものの身はしっかりしておりなかなか優秀。メジナらしきものは身が軟らかくそこまでであった。

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釣果。

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なかなか豪勢ではないか。

 

 それから14日には灘のけんか祭りを見に行った。灘と言うくらいだから今までずっと神戸の祭りなのかと思っていたが、つい最近姫路であることを知った。来年からは東京にいる可能性が高そうなので、今のうちに見に行くことにしたわけである。1日は宵祭なのであまり派手なことはやらなかったが、それなりであった。以前行ったことのある同じような祭りだと、角館の祭りと非常に似ているように思う。似ているというか、ほぼ同じと言って良い。屋台を担いで(引いて)ランダムに街を歩き、対面で出会ったら交渉、決裂すればお互いの屋台をぶつけ合って上に行った方が勝ちという流れは全く一緒である。灘の方は本祭の方を見ていないので実際に見た訳ではないが、交渉役もいたのでまあそんな感じだと思う。知名度では灘の方が上だと思うが、祭りの規模、屋台の大きさともに角館の方に軍配が上がるだろうか。この辺りは周りに派手な祭りが溢れている東北との差だろう。

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○ガルラジ

 ガールズラジオデイズ 2ndシーズンが無事に終了した。ここでは、ひとまずの所感について簡単にまとめておくことにする。具体的なことは別記事になる予定である。ガルラジを聴きはじめたのはたしか2月の終わりかけくらい、シーズン1の終盤であれから半年以上が経過したわけだが、あまりにも「あっちゅうま」の半年だった。

 最新まで追いつけなかったので1stは結局全てアーカイブで聞いたのだが,やはり追いつくとかなしにリアタイで聞いておくべきだったかと後悔したのが3月のこと,やや遅れての2nd発表に沸いたのが4月。そして7月の終わりぎわに始まったセカンドシーズン,開幕の岡崎は僕の初めてのリアタイだった。あの日は沢からの帰りでイヤホンすら持っておらず,カエルが鳴きわめく花巻の道路を歩きながら聞いていたことを覚えている。結局環境音のせいで内容は半分も聞き取れなかったが,それでもなんだか楽しかった。

 それからの3ヶ月弱は本当にあっという間に過ぎた。毎週3日,30分の週課とでも呼べばよいのだろうか,こんなにきっちりと続いたのは人生でも初めてかもしれない。今,自分の中ではサードシーズンがあってほしいという感情とこのままでお別れであってほしいという両方の感情がある。これ以上込み入ったことは書かないが,少なくとも自信を持って人に勧められるプロジェクトであったことは確信を持って言えるだろう。

 

○ゆのこれ

 正式には「温泉むすめ ゆのはなこれくしょん」。9/30にサ終した。本当は前回のところで取り上げるべきだったのだが,すっかり忘れていた。エディアの位置ゲーである。エディアの位置ゲーといえば3月にプラカノをやったばかりだったが,やったことのある作品の終了ということでこちらにした。

 この作品は前に一度名前を出した記憶がある。昔やっていたのだがトライナリーで容量が一杯になったので消した作品である。初日からやっていて正直位置ゲーとしては非常に平凡というか位置ゲーを名乗る資格があるのかという感じだったので消した当時後悔は全く無かった。あれから1年,大型のアプデがあったことは聞いていたがどうなったのだろうと思いながら再びダウンロードした。

 温泉むすめといえば全国各地の温泉を擬人化したやつで,ゆのこれはこれとコラボしたゲームになる。主要なパートは3つあり,それぞれ「営業」「巡業」「歌合戦」である。

 営業はこの作品の位置ゲー要素で,現在地から一定以内の距離にある営業ポイント,登場するむすめのいる温泉,名所などにアクセスでき,報酬を得ることができるというものだ。営業できる数は一日ごとに決まっており,都会に住んでいる人であればまあ余裕で使い切れるレベルである。営業ポイントはランダムに配置されているわけではないようで,特に都市部以外ではその数は非常に少ない。というわけで田舎住みの人にはかなり厳しい設定だったと言えよう。実は営業に関しては最初のころと少し仕様が変わっていた。初期は周辺のどこにアクセスできる箇所があるのかすら表示されずただ闇雲に移動してはどこかにポイントがないか探す必要があり,はっきり言って位置ゲーを名乗る資格などないと言いたくなるようなものだったが,アプデ以降地図上にポイントが表示されるようになってやや改善されていた。それでも正直位置ゲーとしては弱いかなとは思うが…。営業で得られる報酬もそれほど大きいものではなく,まあ正直やってもやらなくてもという感じはあった。

 続いて巡業。こちらは各都道府県をhexに分割した盤面にユニットを配置,移動させて報酬を得るというものになる。配置する盤面によって得られる報酬が違い,名所や温泉があるhexを踏むと今後永続で有効な効果が得られることもある。また,巡業中はスタミナを消費してライブを行うことができ,これによってファンを増やすことがストーリー進展の鍵になる。また,ライブを行うことでむすめとの親密度が上がって新しいエピソードを読めるようになったりする。自分は途中までしかやっていないので何とも言えないが,最初からずっとやっている人は特にやることも無くなっていたのではないだろうか。巡業のシステム自体も非常に単調なので,正直めんどくさいという思いが強かった。

 最後に歌合戦。これはPvPに近い要素があり,育てたユニットと他のプレイヤーのユニットで競い,ポイントを稼ぐというものになる。1日に3回行われ,上位者には報酬もある。報酬は主にキャラのレベル上限を上げるのに必要なもので,レベル上限を上げると新しいエピソードが読めるようになる。

 主なシステムとしてはこんな感じである。書いてあるように,位置ゲーとしての出来は良くないと言って良いだろう。特に初動で出来が悪かったのは致命的だ。プラカノ然り,エディアは位置情報をもう少し活かせるシステムを構築できないものだろうか?最後の方は現地とのコラボもあったりして好感が持てたが,旅館や温泉組合そのものとのつながりを持つ温泉むすめというコンテンツの強みを生かしたイベントやシステムを構築できなかっただろうか?このあたりはコンテンツそのものとゲームの運営が一致していないことの最大の問題なのかもしれない。

 基本的にゲームそれ自体にあまり楽しめるような部分はなく,主にむすめを集めてエピソードを読むというのがメインの楽しみ方だろう。運営もそう思ったのかはわからないが,最初の頃と比べて再開後は石を使わない方のガチャで出るむすめの割合が大きく減っていた。しかしそれだけで戦えるほど温泉むすめはまだ大きなコンテンツではなかったのだろう。実際に温泉むすめ自体の知名度はまだそれほど高くないのが現状であろう。この作品が入口となって温泉むすめというコンテンツそのものが大きくなっていけば理想的だったのだろうが…。

 位置ゲーの拡張現実という側面にはもう長いこと夢を見ている。まだ期待しているほどの変革はないけれど,だんだんそれは近づいているような気もする。この作品も,発表されたころは非常に期待していた。残念ながらうまくは行かなかったが,今後もこのようなコンテンツが位置ゲーに挑戦してもらいたいと思う。そしていつか,位置ゲーがコンテンツの知名度を高め,様々な方法であちこちに赴くユーザーがコミュニティを活発にさせる,そんな好循環が見られる作品が現れることを願っている。