焚き付け

主に日記を書く

蓮華と鳳凰

 2020年も後半らしい。試しに6か月前のことを思い出してみようと思ったが、何も思い出せなかった。

 時間の流れの速さというものがある。この1週間は早かった、とか、いつまでも終わらない90分、とか。一般的に楽しい時間は早く過ぎ、苦痛な時間は進みが遅いというやつだ。あるいはそれぞれ忙しい、暇な、と置き換えられることもある。自分もよくこういう会話をするわけだが、毎回今週は早かったなどと口にするたびに、その後で内心実はむしろ遅かったんじゃないかなどと思っている。どうして反対の気持ちが毎回出てくるのかと思ったが、多分正解を知ったことによる反発のようなものだろうか。

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私の未完成 前編

 この記録は3月前半の日記を兼ねる。

 

 世間の大学生は卒業旅行というのをやるらしい。が、これは旅行が特別な行為であるという認識の裏返しと言えるだろう。我々のように日常的に旅行をする人間にとっては旅行に理由付けをする必要なんてないわけで、卒業が迫ろうが留年が迫ろうが結局いつも通り旅行するだけのことである。前置きはいいのでさっさと本題に入ろう。

 

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南風の日

 6月前半はあまりにも何もなかったので、1か月まとめてしまうことにした。天気が悪いと外に出ようとも思わないし、平日は規則的な生活になるのでますます書くことがない。在学中に危惧していた通りになっている。なんとなく事実以外を書くことで月2ペースを保っていきたい。

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アフリカ単一起源説

 代わり映えのしない生活を続けているうちに、ついに半月何をやっていたかほとんど覚えていないという状況になってしまった。この間、面白いことは何もなかったので小さなトピックを拾い上げては脱線させて膨らませて書いていくことにする。

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午後4時の客室

 区別のないあいまいな生活を続けるうちに、はや半月が経過した。国が勝手に緊急事態になればなるほど個人としての生活は平和になってゆく。ところで緊急事態と非常事態って何が違うんだろう。

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